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最悪の一人旅で最高の出会いを見つけた話

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元になったエピソード

私は地方出身の現在26歳です。
当時、東京で19歳から約5年24歳まで付き合っていた彼氏がいました。
お互いに付き合って2、3年目から結婚を意識し出しました。
ただ私が20代前半、彼が就職したばかりという事もありすぐには結婚できず最初一度同棲しました。   

親に結婚を認めてもらうためにまとまった貯金が必要なのもあり一年同棲して私は地元へ帰り、彼は東京に残りお互い貯金を始めました。

その努力の甲斐あって4年目にはプロポーズ、貯金も溜まり両親も私達の結婚を認めてくれ具体的に結婚の予定を立て始めました。
結婚式の相談、私が再度東京へ行くために現在の地元の仕事の退職、アパート探し、結婚指輪の注文、いろいろなことを進め始めるました。

また、私は一人旅が好きで以前からアメリカとイギリスへ行ってみたかったのです。
なのでこれを機に結婚したら未来の子供のためにも貯金しないといけないことや節約しなきゃいけないということもあり結婚前の最後の一人旅、
彼氏には事前に相談の上、旅費は自費、危ないことはもちろんしないならと認めてもらい予約まで済ませました。

大まかなスケジュールとしては仕事を退職後アメリカに二週間滞在、一時帰国中に指輪を注文、イギリス他ヨーロッパに1ヶ月滞在、帰国後に指輪を受け取りウェディングフォトをする予定でした。

そんな矢先の話です。
いよいよ、退職日が決まりあと一週間で仕事を退職。
二週間後には念願のアメリカ大陸。
仕事や貯金でこれまで大変だったこともありこれからの未来にワクワクしてました。

その日は地元の友達に私の送別会をしてもらってました。
東京で幸せになってね、結婚おめでとう!と言われて祝福されていま世界一幸せかもなんてニヤニヤしながら帰路にいてました。

いつもどおり彼氏に送別会終わって今から家に帰るよ、と電話しました。
その電話で衝撃的な一言を言われました。

なんと彼氏が結婚指輪の注文に行くと予定してた日を忘れて別の友達との予定をダブルブッキングしてしまったのです。

私の帰国中と彼氏の仕事の都合もありその日が唯一指輪の注文に行ける日でした。逆にこの日に行かないといろいろな事に間に合わない...と言った状況でした。

なんとか友達との日程を別日にできないか、半日だけでも指輪を買いに行けないか、とお願いしました。

そしたら彼氏から別日に移動するぐらいなら別れる。結婚もしない。信じられないことを言い放たせました。
指輪が買いに行けないのは私が旅行に行ってるせいだ、だから旅行の予約をキャンセルしろとキレられいくら相談してから旅行の予約をしたと言っても取り付く島もありません。
旅行は直前のキャンセルでもちろんお金も返ってきません。

そのあと喧嘩は電話で何日も続きました。
譲歩して欲しいという私と別れたい彼氏でです。

仕事の退職の日も来てしまい、旅行も今更キャンセルできずずっと喧嘩中のままでした。

この先どうすれば良いのか、旅行から帰ってきたら未来はどうなるのか、仕事は無いからまた探さなくちゃ、あんなに喜んでくれた友達にはどう説明すればいいか。
私はいろんなことを考えながらいましたが
母に勧められ旅行は行ってきなさいと言われて呆然としながらアメリカに渡りました。

もちろんアメリカでは楽しめるわけもなく辛すぎて自然と涙が溢れてきます。
良い思い出もあまりない中日本に帰国。
彼とは結局帰国中も一度も会わないまま次のヨーロッパへ旅立ちました。

旅先のロンドンの公園で泣いていた時の話です。
いよいよここから日本に帰ると現実と向き合わなきゃと始終泣いてました。

ある一人の外国人男性が日本語で日本人?どうして泣いてるの?と声をかけてくれました。
普段だったらあり得ませんでしたが自暴自棄になっていたのもありつい自分の身の上を話しました。

そしたらつらかったね、と彼も一緒に泣いてくれてその場で慰めてくれました。
その場ではSNSを交換して彼とはバイバイしました。

彼のおかげで気持ちが少し軽くなりその後は多少楽しむことができて少し前向きな気持ちで日本に帰りました。

帰国後、結局彼氏とは別れてしまいました。
そのかわりどんなに辛い時も無理して時差を合わせてその外国人男性は話を聞いてくれました。
そしてそんなある日です。
彼から当然のプロポーズを受けました。
私ならこんな思いさせません、私と結婚してください。と一言電話越しに言われました。

彼はロンドンにたまたまいただけで実際はスペイン人、本当の気持ちだから航空券を送るからもう一度会いに来て欲しいと言われました。

宣言どおり航空券を受け取り半信半疑で彼の住むスペインへ。
着いたら笑顔で待っていてくれる彼がいてなぜが安心してきがぬけてしまいました。

そこからは全てトントン拍子です。
もう離れたくない、と婚約指輪のかわりにネックレスをもらいプロポーズ、その旅行中に彼の両親を紹介されました。

結果的に今私はスペインに住みこの投稿はスペインから発信してます。

ただ、どんな時でも私を大切にしてくれる彼に出会えて私は本当に幸せです。
またこのエピソードを通してどんなに辛い失恋をしてもきっと幸せな未来があるということを読んでくれた人に伝えたいです。

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written by ゆあ