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俺が1番にお祝いするから

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元になったエピソード

私の誕生日は子供の時は勿論、大人になった今も長期連休になりがちな上に親戚と集まってる事が多い日なので、携帯電話を持っていなかった学生時代の誕生日は後日祝ってもらってましたが、当日に友人や当時の恋人からお祝いされた事が無く、寂しさを感じてました。

社会人になってから付き合った恋人にこの事を話すと「これからは俺が1番初めに直接お祝いするね」と言ってくれましたが、今までも同じような台詞を言っては叶えてもらえずだったのであまり期待しないで待ってました。

月日が過ぎ、初めての私の誕生日。
その前夜から1人暮らししてた私の家に彼は泊まり、0:00に直接お祝いをしてくれました。朝になると一旦親戚と集めるために解散したものの、夕方くらいにはまた私の家に戻って来たので「親戚優先でも大丈夫なんだよ?もうお祝いしてもらえたし。」と言うと「毎年夕方には解散してるから気にしないで」との事だったので、誕生日パーティーの続きをしました。最後に「これからも俺が直接1番にお祝いしてあげるからね」と言ってくれました。

あれから7年。彼は今でも約束を守ってくれています。彼としてではなく、夫として。

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written by 5円