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手を繋ぐなら今がチャンスです

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元になったエピソード

旦那と始めて手を繋いだ時の思い出。


お互い人前でイチャイチャするタイプではなく、外で手を繋ぐことがとても恥ずかしくてなかなか出来なかった。

道行くカップルが手を繫いで歩いてるのを見るととても羨ましく思った。

ある日のデート帰り。真冬の季節だった。地下鉄の駅に2人きりでエレベーター待ちをしていた。

待てど待てどエレベーターがなかなか来ない。

チラッと彼の様子を見る。

それに彼が気付いた。


そのときだった。

ずっとコートの中に手を入れていた彼が、手を出して、ぶっきらぼうに

「手、繋ぐ?」

と言ってきた。

付き合って始めて言われたフレーズだったので、照れすぎてどうしたらいいのかアワアワしてしまい、その間になかなか来なかったエレベーターが到着。

彼は「あ、着いた」

と、またコートに手を戻して先にエレベーターに乗ってしまった。

私は「(ぁあ〜手ぇ〜)」

と思いながら、立ち止まったまま彼の後ろ姿を眺める。(その間私は、手繋ぎたい。でも恥ずかしい。の葛藤中)

彼はくるっと回って右手で地上階を押し、私が乗るまで開ボタンを押して待つ。

向かい合わせになった彼と目が合った。

すると、察した彼がコートから左手を出して、恥ずかしそうに目を逸らし「今がチャンスです」と言ってきた。

私は嬉しくて思わず両手で彼の左手を握りしめエレベーターに飛び乗った。

地上に着いてドアが開く時には、恋人繋ぎでエレベーターから降りる。家までの帰路を始めて手を繫いで帰った。

すっごく照れくさくてすっごくドキドキした。

結婚して喧嘩もするけど、その時のことを思い出すときゅんきゅんして、まぁいっかと思える。そんな思い出があって良かったなと思う今日この頃だ。

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written by ハル

マンガ作者

ななお

女性 投稿マンガ数 4

Instagramにて、年下彼氏のひーちゃんと、甘え下手ななおの日常を投稿してます*

エピソード投稿者

ハル

女性 投稿エピ 21

基本愛情表現を表に出さない淡白な彼氏(旦那になりました)と付き合ってます。その反面、たまに見せる愛情表現のギャップが激しいので、主にそのやり取りをエピソード化してます。漫画にして頂ければ光栄です。宜しくお願いします。