不思議なおじさんの後押し

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元になったエピソード

僕が高校2年生の時の話です。入学した頃から同じクラスに片想いの子がいました。ポニーテールが似合う小柄で、いつも笑顔の女の子でした。
僕は時々話しかけたり頑張ってアピールしてたつもりですが全く気付いてないようでした。
ある日課外授業の一環で牧場へ行きました。動物好きの彼女が馬を愛おしそうにに撫でてるのを、少し離れた所から見ていました。すると牧場で働いてる人なのか一人のおじさんが僕の隣にやって来て、彼女をしばらく眺めた後に僕にこっそり話しかけてきたんです。「お兄ちゃん(僕のこと)はあの子が好きなんだろ?」僕は突然のことに戸惑っていると「あの子は良い子だよ。とても良い色を持ってる。他にはなかなかいない良い子だよ。ほら、馬だって分かってるから身を任せてるんだ」と言いました。僕が「色って?」と聞くと「おじさんには見えるんだよ。君と合う色をしてるよ。大丈夫大丈夫」と肩をポンと叩き笑いながら去っていきました。色ってオーラと言われてるものか?気になりつつもおじさんに背中を押された気分になりました。
それから間もなくして ある授業で偶然僕の隣の席に彼女が座りました。僕はおじさんの言葉が頭の中を占め、授業どころではなくなりました。少し教室内がガヤガヤした隙に、気持ちが抑えられなくなり彼女へ告白してしまいました。授業中なのに…笑。彼女は凄く驚いていましたが笑顔でOKしてくれました。
彼女は本当に優しく思いやりのある良い子でした。今度結婚するこになりました。
いつかあの牧場へ行っておじさんにお礼が言いたいです。

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written by まろお

マンガ作者

貴色

秘密 投稿マンガ数 29

漫画・イラストを描きます。 よろしくお願いします!

エピソード投稿者

まろお

男性 投稿エピ 8

全てのエピソードは高校時代から付き合っている彼女との話です。近く結婚する事になり、以前からこのサイトをよく見てる彼女へのサプライズに投稿しました。