甘い恋のお届け物‐女の子目線‐

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元になったエピソード

郵便局に就職して、1年目に起きた出来事です。
毎日のように郵便を出しにくる会社員さんの中に1人、クマさんみたいな人が。本当にクマさんみたいで背も高く、ぽっちゃり体型で目立っていました。でも覚えていたのはその見た目だけじゃありません。郵便を出し終わっても無表情のままな人が多い中、その人だけはいつもキラキラの笑顔だったんです。そんな彼のことが少し気になっていました。

ある日、試供品で配っていた飴を彼に渡したところ、お礼に…と次の日にお菓子を持ってきてくれました。
最初に渡したのは試供品だし…。と思い、次の日は私も買ったお菓子を渡しました。その次の日は、彼がまたお菓子を、次の日は私がお菓子を…。
彼にお菓子をもらった次の日は、コンビニでお菓子を買うのが習慣になりました。

そんなお菓子交換の毎日が続き、少し仲良くなった頃。ある日、郵便物と一緒に「食事に行きませんか?」とかかれた紙を渡されました。
え?と驚きながらも、隣の窓口で働いてる人に気付かれないよう、こっそり領収書に付箋を貼って返しました。「ぜひ」と2文字だけ書いて。

そのあと仕事帰りに2人でご飯に行き、彼に告白されました。
それから3年が経ち、私は異動になり職場は離れてしまいました。けれど、お付き合いはずっと続いています。今もラブラブです♪

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written by 恋エピ公式