夏の海で恋に落ちる音がした

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元になったエピソード

私はその日まで彼のことをあまりよく知りませんでした。

サークルの夏合宿も明日でおわり。そんな最終日の夜、やる事も終わったしOBも帰ったし、打ち上げの飲み会がそろそろ始まるというときに幹事の私は合宿費の支払いに1人ロビーに降りて行きました。するとロビーのソファーに1人で座っていた彼。彼は途中からサークルに入って来て、男子とは喋るけど女子とはあんまり話さないイメージでした。しかも初めての合宿だったので、私達のノリには馴染めてないのかな〜と思って心配して話しかけてみると、どうもそうではなかった様で。"1人の時間が定期的に欲しくなるんだ"とか"お酒が得意じゃないんだ"とかたわいもない話で意外と盛り上がって、なんか似た者同士だから仲良くなれそうと思いました。そこに戻らない私を探しに男女1人ずつ友達がやってきて結局4人で盛り上がって話し込んでいました。そんな時、1人の男子が
「明日の朝早起きして4人で海行かない!?」と提案したので私たちは「するする!」と言って明日の朝の約束をしました。4人での時間がとても楽しかったし、彼とまた話せると思ったらなんだかとても嬉しくなりました。その後飲み会に戻ったのですが、みんな合宿の開放感からかたくさんお酒を飲んで、そのまま朝までぐっすり寝てしまいました。昨日約束をした友達も起きる気配がなく、残念だけど海は行けないか、と少し落ち込んでいた時に彼からLINEが!初めてのLINEでした。「海行く?」覚えててくれたんだという驚きと彼も楽しみにしてくれてたのかなという嬉しさでいっぱいでした。「行きたい!みんな起きそうもないから2人になっちゃうけど…笑」「いいよ、一階集合で!」
寝起きだったけど嬉しくて1人でにやにやしながらマッハで着替えて一階に行きました。
もう彼は待っていて、おはよーなんて言って海へ向かいました。道には車も人もいない2人きりで笑いながら歩いてすごく楽しかったです。海に着くとあいにくの曇天で風も強くて、髪の毛が風に巻き上がっちゃって大変だったけど、それを見て彼が楽しそうに笑うのでなんかもういいやって思ったし、その笑顔をみて、あぁ私、彼が好きだなって思いました。夏の朝の海で恋に落ちる音がしました。
そろそろ朝ごはんの時間だし帰ろうか、という事で歩き出すと急に雨が降って来てたので青春ドラマみたいに2人で宿まで走りました。でもびしょ濡れだねーってまた2人で笑って。彼といるとどんなアクシデントも楽しいなって思えた最高の思い出です。あとからみんなになんで2人だけそんなに濡れてるの?って聞かれて2人で「…秘密」「なんでもない!」って同時に答えたのも楽しかったです笑 今でも私の好きな人です!

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written by わんわん

マンガ作者

豊田がく✾

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わんわん

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