彼と付き合って6年を迎える年の初め、彼とドライブをしていました。
ラジオから『あなたの今年の決意を教えて!』という募集の声が聞こえたので、
ふと「今年で彼と付き合って6年か…これ読まれたら私からプロポーズしようかな…」と思い、
[私の今年の決意は、このラジオで読まれたら6年目の記念日に彼にプロポーズすることです!〇〇さん(パーソナリティさん)勇気を下さい!]と応募しました。
(ちなみに私は高卒で、当時はバリバリ働いていました)
そして彼に内容は内緒にして応募したことだけ伝え、そのままドライブを続けて十数分後…
『ラジオネーム☆☆さん』と、最後の最後に私が応募したものが読まれました。
しかしその場になって恥ずかしくなってしまい、慌ててボリュームを下げてしまったため、彼は私が応募した決意を聞けませんでした。
少し経ってボリュームを上げたときに、パーソナリティさんの『☆☆さん、応援してます!頑張って!』という応援メッセージだけは聞くことができました。
それから数ヶ月後の6年記念日。
毎年記念日には同じケーキ屋さんでホールケーキを予約していたので、今年も同じように予約をしました。
けれどプレートだけはいつもと違い、『これからもずっと一緒にいたいです。結婚してください』と書いてもらうようにしました。
その日は用事があって朝から彼と一緒に私の実家へ行っていたのですが、帰る頃から体調が悪くなってしまいました。
帰り道に彼の運転でケーキ屋さんに寄ってフラフラしながらもケーキは受け取り、同棲しているアパートに着いた時には発熱。
食欲もなくそのまま寝込んでしまったのです。
夜になって目を覚ますと、彼が体調を気遣いつつも「ケーキ食べてもいい?」と言いました。
こんな絶不調な時にプロポーズなんて…と思いましたが了承し、彼がキッチンに行ってケーキの箱を開けると
「えっ…わぁ…‼︎」と声が聞こえ、すぐにケーキを持って私のいる寝室に来て、目を潤ませながら「これっ…これ…」と言っていました。
すると彼は隣の部屋から箱を持ってきて
「実は俺も今日プロポーズしようと思ってて…婚約指輪はいらんて言ってたから、俺の好みだけどお揃いのレッドウィング(革靴)を婚約指輪代わりにと思って…。革靴は履けば履くほど味が出るから…これからもずっと一緒に歩んで行ってくれませんか?」と言いました。
なんと、彼からもプロポーズしてくれたのです。
お互いにビックリしましたがもちろんOKし、その後に例のラジオの話をしました。
彼は「尚更聞きたかった〜」と笑っていました。
体調不良の中でのプロポーズだったので、あの日に撮った写真はマスクをして微笑む私と涙目の彼が写っています。
それすらも、ある意味良い思い出です。
あれから5年経ちますが、いい感じに味の出たお揃いのレッドウィングが今も玄関に並んでいます。
written by 恋エピ公式
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