【最終回】
次の日も彼女は現れなかった。
数日たったある日、学校で告白の時にいた同級生の女子が「帰りに、いつもの彼女と帰っている場所にきて。」と声をかけてきた。その日の夕方、言われた通りいつも彼女と帰っている場所へ行った。するとそこには、同級生の女子と少し離れて彼女が待っていた。
同級生の女子からは、「彼女が別れたいっていってるけどどうする?」といわれ俺は一瞬頭が真っ白になった。俺は別れたい理由が知りたかったので、聞き返した。すると、同級生の女子は「彼女は嫌いになったわけではない。まわりから付き合っていることについて、いろいろ言われることが多くて困ってる。このままの状態だと付き合うのが難しい」と言われた。俺は少し考えて「別れよう」と言った。彼女からの返事はなかったが、そのまま別れることとなった。
家に帰り、これまでのことを振り返ってみると、いくつか別れる理由が浮かんできた。
①帰り道、彼女との会話がうまく続かなくなった。
②付き合ったことをまわりに言ってしまい、学校中に広まったことで彼女が困ってしまった。
③俺の優柔不断な性格ではっきりとしないことが多かった。
そのほかにも、彼女を思いやることができてなかったと反省した。俺は別れたくなかったが、これから先もうまく続くかどうか不安があった。
彼女と別れて、当時はとても後悔したが、彼女と短い間、付き合うことでドキドキやいろんな経験ができた。
その後、中学、高校と同じ学校だったが、特に話すことはなかった。
彼女と別れてから、14年後…俺は新しい彼女と出会い結婚し、幸せな日々を送っている。
初恋の彼女は今どうしているのだろうか?
初恋の彼女の幸せを願っています。【END】
written by kubochan
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