初めての恋〜ずっと前から好きでした〜【交際編】

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【交際編】
お互い部活をしていたので、部活が終わったあと、2人で学校の前で少し話をした。彼女も人見知りな感じで、お互い緊張して会話があまりはずまなかった。習い事があった彼女からは、手紙をもらい「じゃあね。また明日。」といって帰っていった。

俺はすぐに家に帰り、封筒に入れられた、きれいに折りたたまれた手紙を開くと、彼女の文字が手紙いっぱいに書いてあった。手紙の内容には、人見知りとは思えない、彼女のプロフィールや彼女の素直な気持ちが書かれていてとても嬉しかった。その後、彼女と何度も会っていくうちに少しずつ話せるようになり、お互い苗字ではなく名前で呼び合うようになった。

しだいに、俺と彼女が付き合っていることがまわりにわかりはじめ、学校全体に広まっていった。学校の前で話をしていると、先生から「早く帰るように。」と言われ、あまり目の届かない学校の裏道から帰るようにした。俺は車の迎えがあるときは、彼女の自転車を押しながら途中まで一緒に手を繋いで帰った。そのとき、初めて手を繋いだ俺は、彼女の手の温かさを知った。

部活(サッカー)が早く終わった日には、グラウンドから体育館に行き、彼女がバスケを頑張っている姿を見に行った。彼女からは、「恥ずかしいから、見に来ないで欲しい。」と言われた。彼女は運動が苦手だったらしい。

そんなある日、学校の文化祭の準備で遅くなることがあり、いつもの帰る時間を過ぎてしまった。急いでいつもの場所にいくと、そこには彼女の姿はなかった…

written by kubochan

エピソード投稿者

kubochan

秘密 投稿エピ 5

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