やっぱり、キミは甘くてずるい。

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放課後、校舎裏で花壇の手入れをしていると──


幼馴染の陽太が息を荒くさせて、こっちにかけ寄ってくるのが見えた。


そして腕を引き寄せられ、後ろから抱きしめられる形に。


「……わっ、!?」

「し……少しの間じっとしてて」


また陽太は女子に追われているのか。
さすがモテ王子。


「よし、もう大丈夫。行ったみたい」


いやいや、私が大丈夫じゃないんですけど~……!


たとえ幼なじみでも抱きしめられるとか、いくら何でも心臓がもたない……。


「あれ?ほっぺた熱いね」
「……っ!?」


不意打ちにほっぺたを触られたかと思えば、後ろから顔を覗いてくる。


あまりの距離の近さに、心臓が今にも飛び出しそうだ。


それにほっぺたが熱いのも全部……
陽太のせいだもん。


まぁ鈍感な陽太は気づいてないだろうけど。


「もういいよね?そろそろ離れ……」
「ダメ」
「……へ、?」


抱きしめる腕の力が、よりいっそう強くなる。



「もう少しこのままでいたいかも」



そう耳元でささやく陽太。
……あぁ、やっぱりキミは甘くてズルいや。

written by :*✿ひめりぃ✿*:

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:*✿ひめりぃ✿*:

女性 投稿エピ 41

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