**砂糖菓子のような甘えん坊カレシ**

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「僕眠いから先もう寝るね。おやすみ」

「えっ!ま……待って!私も寝る〜〜!」



メイクを落として歯ブラシして、お肌のお手入れするクリームとか色々洗面台で済ませている間に、透羽(トワ)くんはとっくに寝る支度をしていて。



私がお部屋に着く頃には、すでに眠りについている透羽くんがいた。


寂しくなりがらも



「透羽くん、おやすみなさい……」



明かりのスイッチをオフにして、お布団の中に入る。その瞬間──。


強く腕を引き寄せられ、



「遅いよ、天梨(アメリ)。何分待たせる気。僕、待ちくたびれたんだけど?」



私の頭に透羽くんの顎が乗せられる。



「えっ……!透羽くん、まだ寝てなかったの?」

「言ったでしょ?天梨を抱きしめてないと熟睡できないって」

「で、でも!このくまさんの抱き枕だって、私よりも抱き心地抜群だよ?ほらモフモフ──」

「だめ、天梨じゃなきゃ。代わりはいないの」

「……っっ」



溶けて無くなりそうなくらい、砂糖菓子のように甘く甘く耳元で囁かれ。



もはやおやすみモードではない毎日です──…。

written by :*✿ひめりぃ✿*:

エピソード投稿者

:*✿ひめりぃ✿*:

女性 投稿エピ 41

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