勇気を出した一歩

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同じゼミの同級生が、人見知りで内気な私を常に気に掛けてくれていました。ゼミ合宿やゼミの飲み会のときに必ず隣に居てくれてチャラチャラしたノリから守ってくれました。
そんな彼が気になる存在でした。

彼は表向きには社交的でアイドル性のあるリーダータイプ。でも本当はみんなに気を回すの疲れると、ついやっちゃうけど本当は疲れてるんだって本人から聞いたことがありました。

そのことを知ってる人はどのくらいいるんだろう?
卒業式の日、私は静かにそんなことを思いながら、遠くで上手にはしゃいでる彼を眺めていました。
きっともう会えないからこそ、本当は話したいけど、話す隙が無いほど彼の周りには人だかりが絶えず。
彼のほうから来る余裕もない。
ただ、これは全て想定内でした。
分かってたから手紙を書いておきました。
ゆっくり話せなくても良い、でも感謝の気持ちは伝えたい。
「いつもゼミで守ってくれてありがとう。」
小心者なので言えないけど、書けないけど、「好き」の気持ちを目一杯込めて書きました。

あとは声を掛けて記念写真撮って手紙を渡してバイバイするだけ。

なんとかタイミングを見計らって呼びとめたけどすぐ彼には別の誰かから声が掛かる。怯みそうになりながらもミッションはクリアしました。

変に緊張しちゃって上手く笑えなかったことが心残りです。だけど、普段から消極的な私がこんなに勇気を出せたのは初めて。
そんなの彼には分からないことだけど、私はこれでいいの、と思ってました。
だって、ツーショット写真が残るし、「手紙ありがとう」って次の日に連絡くれたから。

伝えなかったけど、最後まで好きでした。

卒業してから、たまーーーに連絡を取ることもありますが、今のところ気持ちを伝える予定はありません。

written by 恋エピ公式

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秘密 投稿エピ 736

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