彼とはドイツで知り合いました。私は社員、彼はアルバイトとしてほぼ同期で入社しました。
何度か会社の飲み会を経て次第に仲良くなり、2人で出掛ける事になりました。
その時からお互い意識をしていたと思いますが、私はその彼と付き合うとは思っていませんでした。
何故なら彼は6歳下の大学生。
休学して留学しながらアルバイトをする彼と、社会人6年目の私。
大学生の彼は半年後に帰国する予定でした。
もし彼と付き合うことになったとしても、遠距離恋愛になるし歳も離れてるし続くわけがないと思っていました。
2人で何度か遊んでいたある日の夜、ついに彼から告白をされました。
それでもやはり私は、お断りしました。
そしてその日から、毎日彼は私に告白をしてくれました。
それから1ヶ月30回以上の告白を受けましたが全てお断りしていました。
しかし、彼がボソッと言った言葉で彼と付き合う事にしました。
「何回断わられても諦めないよ、俺。」
次の日も彼から告白されました。
彼の言葉を聞き、信じてみようと決意していた私は
「いいよ。」
ついに告白を受け入れました。
彼の焦ってはいても、はにかんだ顔。これから先も私の宝物です。
それからは彼は日本、私はドイツ。
時差があるにも関わらず、毎日通話やテレビ電話をしてくれて、私が遠距離恋愛に不安になったときや、仕事で悩んだりした時。
その事で少し不機嫌になってしまっていた日も…それでも彼は、私の声だけで直ぐに気付いて、笑わせてくれたり、励ましてくれました。
それから、遠距離でのお付き合いを1年。
そして、2年目にやっと彼と一緒に住める様になりました。今隣で笑っている彼は、来年には私の旦那さんになります。
written by 恋エピ公式
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