宝物の鉛筆

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中学3年生の2学期のことです。
私には片思いしている人がいました。ある時彼に美術の時間に使う鉛筆のキャップをなくしたから貸してほしいと頼まれました。

しかし、私が持っていたのは可愛らしいピンクのキャップ。
こんなんしかないけど、、と言うと、ありがとう!!と言って柄なんて気にせずに使ってくれました。

そして、次の日。
キャップのお礼!と言って、鉛筆をくれました。それはボロボロの鉛筆で、長さも10センチもないほどでした。
でも、わたしにとったら大事な宝物です。彼がそんなにボロボロになるまで大事に使っていた鉛筆。

愛おしくて仕方なくて、1年経った今でもずっと筆箱にしまっています。

written by 恋エピ公式

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秘密 投稿エピ 736

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