最高の夏

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私は1人の男子に恋をしています。名前は、イニシャルでR.Kさん。
1つ上の2年生で、ピッチャーをしています。
私が1年の時の秋大会、マネとしてスタンドで応援をしてる時に相手チームだったRさんに不覚にも一目惚れしちゃいました。

それから思い切ってインスタのDMで話しかけて、野球の話で盛り上がり、仲良くなってLINEまで交換してもらいました!
お互いに下の名前で呼び合い、なんでも言い合える仲になった時、Rさんが「本気の夢」を教えてくれました。

「オイね、本気の夢のあるさ。高校野球頑張って、大学行って、そこからプロ目指す。同級生からも野球部からもバカにされるけど、オイは野球が好きやけん。ずっと続けたいけんプロに行きたい!」

私はこの夢を聞いた時、凄く感動したし、大学からプロを目指すっていうRさんを1番傍で支えたいと、強く思いました。
でも、Rさんは好きな人がいると聞いていたので、私のこの気持ちは自分の心の中にしまっとかなきゃとも、同時に思いました。
それから厳しい冬が過ぎ、春大会がやって来ました。
迷惑かなと思いつつも、大好きなRさんを応援せずには居られず差し入れを持って応援に行きました。

試合が終わり差し入れを持っていくと、凄く喜んでくれて。
満面の笑みで、ありがとうと言ってくれました。

その後に、真剣な顔付きで

「夏大の開会式の時、話があるから」

と言われました。
なんの話だろうと考えてるうちにその日がやってきました。
何を言われるのかわからず、不安を隠しきれないまま話を聞きに行きました。

「オイ、秋大会でみうと初めて話した時からみうのことが好きだ。ビックリさせてごめん。でもホントだから。試合でホームラン打つからしっかり見てて欲しい。返事は夏が終わってからでいいから。」

と言われました。
正直叶わない恋だと思っていましたし、Rさんと想いが通じあったって思ったら凄く嬉しかったです。
そして、宣言通りRさんはホームランを打ち、私は夏の大会が終わった後、告白の返事にOKしました。
そのホームランボールは今も私が大切に持っています。
あの日は、最高の夏でした。
そして今、Rさんは大学でプロを目指して頑張っています。
今年ももうすぐ、あの夏の日がやってきそうです。

written by 恋エピ公式

エピソード投稿者

恋エピ公式

秘密 投稿エピ 736

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