こんばんは。投稿楽しく閲覧させて頂いてます。
お話長くなるかと思いますが、私の一世一代の恋エピをぜひ残して頂きたいです。
小学生以来、10年振りの片想い。
彼は職場の先輩でした。一人で行きつけのお店に行った際に仲良くなり、私はお酒を飲んでいなかったので帰りに車で送って行き、翌日わざわざ同期に私LINEを聞いてお礼の連絡をくれた事がこの恋の始まりでした。
それから1ヶ月程毎日連絡を取り続け、彼に誘われ一緒に家で飲もうという流れになりました。そのことをキッカケにほぼ毎日手料理を振舞ったり、彼の家に泊まったり、週末は2人でお出かけしたり、恋人ではない、恋人のような関係が続きました。
そんな関係は3ヶ月程で急な終わりを迎えました。私の勝手な憶測ですが真面目は彼は私の好意に気づき、付き合う気もなくこのまま一緒にいるのは良くないと我に返ったのでしょう。
だんだん連絡の頻度が少なくなりこれまでの日々が嘘のようにパッタリと連絡も、会うことも無くなりましたが、この想いは結果はどうであれ直接自分の口から伝えたいと思っていました。
今月は絶対に言う、と思いながら数ヶ月が過ぎます。彼が仕事を辞めて遠くに行ってしまうことを知り、私は早く言わなければと彼の家に置き去りの物を口実に家に行く約束を取りつけ、話したいことがあると伝えました。
家に行ったはいいものの小心者の私は「なんか話したいことあるんじゃないの?」という彼になんでもないと伝え家を出てしまいました。
車に乗って不甲斐ない自分を責めながらタバコを手に取ろうとしたら彼の家に忘れてしまったことに気づき、覚悟を決め「10分だけ時間貰えますか?」と彼の家に戻ります。
戻ったは言いものの中々言い出せない私。
タバコを吸いながら「俺も今年で25になるからさ。」と。大体察しがつく、と言うことでしょう。その言葉だけで泣きそうになり、彼は私の泣きそうな顔を見て、少し困ったような、優しい顔で微笑みました。
やっと話し始めても、絶対に泣かないと心に決めていた私は泣きそうになると話を止め、それでも我慢できず溢れる想いと共に涙を零してしまう私。
彼は気まずくならないようにテッシュを1枚差し出し「ちなみにこれ、最後の1枚だから大事に使ってね笑」とおどけながら。彼らしいその冗談にまた涙が溢れました。
その後もずっと泣かないように話を途切れ途切れ続け、その度に彼はおどけて見せながら。
10分と言ったはずなのに気づけば2時間も経っていました。もう9割言いたいことは伝えているのに最後の言葉が言えないのです。
彼はもうめんどくさく思っているんだろうなと思い、「早く言えよって思ってる?笑」と聞くと「本っ当に思ってること言っていい?笑」私は怯えながら続き待つと「いまめっちゃ頑張れ!って思ってる笑」と彼が。私とは対照的に余裕を持った返答をする彼に不満を覚えましたが、と同時に胸がギューッと締め付けられ、やっぱり彼の事が大好きだと思いました。
意を決して固く握った手自分の手と、声を震わせながら「ずっとあなたの事が好きでした。私じゃダメですか?」彼の返事は「ごめんなさい。でもありがとう」でした。
私が彼の家を出たのは夜12時を過ぎた頃。コンビニに寄り私は嫌いだけど彼が大好きなホワイトチョコ、彼は嫌いだけど私の大好きな赤ワインを購入し自宅の駐車場へ。
彼は何をするでもなく車の中でのんびりするのが好きでした。その事を思い出しながら車から出れずに彼の好きな物と私の好きな物でやけ酒。意外と合うじゃん。
あっけなかったなあと、2人で過ごした日々を思い出しワインボトルが空になった時にはもう2時でした。
そろそろ戻るかと家に入ろうとした所、元々曲がっていた自宅のカギがこのタイミングで折れ家に入れなくなってしまいました。
同じ部署の仲の良い女の子の家に泊めてもらい「さっき好きな人に振られてきたんだよね笑 でもちゃんと自分の言葉で言えるまで2時間も待ってくれた、けどカギまで折れるなんてホントついてないよね笑 」と話しをしました。彼女にこの事、相談はしていましたが同じ職場ということから名前は出していなかったのに「〇〇(彼の名前)すごく優しいんだね」と。私はとても驚き「言ってなかったのに、どうして?」彼女は「だって〇〇(私の名前)、彼がきた時凄く幸せそうな顔してる、戻っていくと寂しそうな顔してるし。」元々感情を表に出すタイプでない私。ここまで彼の事を好きだったんだなと改めて実感し彼の家を出てから初めて声を上げて泣きました。
せっかく勇気を振り絞ったのに「振られるのは分かってるから、ちゃんと諦める為に告白しにきた」と保険をかけてしまった事、とても後悔しています。
振られてから現在が経ちますが3ヶ月諦められる訳もなく、もっと可愛くなって、自分に自信を持って、また1年後彼に告白しようと考えています。
とっっても長くなりましたが、私の10年振りの初恋、そして人生初の告白、エピソードに残して頂きたいです。よろしくお願い致します。
written by 恋エピ公式
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