桜の咲く季節になると…

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高校3年生、周りの友達は進学や就職が決まっていく中私は大学受験に失敗し浪人をすることになりました。
そこで通いはじめた予備校で出会った彼との思い出です。

たまたま授業で隣の席に座ったのがきっかけで話すようになり、徐々に仲良くなってからは毎日勉強を教え合うようになりました。
一緒にいる時間が長くなればなるほど好きな気持ちも増していったのですが、大学に進学すれば離れ離れになることは分かっていたので
好きな気持ちをグッとこらえ、告白することもないまま浪人生活の約1年があっという間に過ぎました。

浪人生活最後の日、お互いの進学先が決まったら連絡する。
という約束で、彼と連絡先を交換し私達は別れを告げました。

そして桜満開の4月。晴れて私は志望していた大学への進学が決まり
「彼はどうなったかな…?」と気になりつつも、人生初の一人暮らし準備に大忙しで連絡が出来ないままでいました。
大学生活がスタートし、彼ともこのまま連絡をとることなく終わってしまうのかな…と思っていると彼から
「元気?あれからどうしてる?」と連絡が…!
""覚えててくれたんだ!""と嬉しくなり返事をすると、なんと彼が通う大学と私が通う大学はとても近く、お互い近くで暮らしていることが判明したのです!

久しぶりの連絡の後、すぐに彼と会うことになりあの時(浪人生活時代)のお互いの気持ちを確かめ合いました。彼も当時は私のことを気にしてくれていたらしいのですが、すぐに離れ離れになると思っていたので諦めていたそうです。

その後私達は付き合うことになりましたがすぐに破局してしまいました(笑)
ですが、苦しい時期に彼と支え合うことが出来たからこそ今の私があると思うので
彼には本当に感謝しています。

これは桜の咲く季節になると思い出す私の大切な恋愛エピソードの1つです。

written by 恋エピ公式

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秘密 投稿エピ 736

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