当時、2つ上の近所の男の子に恋心を抱いていました。初恋です。
その子と仲良くなったのは小学生の時。学校にあっておしゃべりするうちに、どんどん好きになってく気持ちが溢れだしました。
1月。なんか彼が素っ気ない。嫌な予感がしました。
2月。どうしても気持ちを伝えなきゃ後悔すると思いました。
卒業していっちゃうし。。。
2月14日。バレンタイン当日。
学校にチョコを持っていき渡そうとした直後。先生にチョコを取られました。こんなことして分かってるの?みんなの前で怒られ、親も学校に呼ばれ。失恋し。初恋が終わりました。
部屋から出ずに1人で泣き、次の日目が腫れて学校にいけませんでした。
3月になり、彼は卒業して行きましたが、その三日後。彼は引っ越しました。
もう二度と会えない。好き。のたった2文字を言えずに終わった初恋に後悔しか残りませんでした。
それから、歳を重ねるにつれ、お付き合いをする人はいましたが、バレンタインが近くなると、胸を締め付ける気持ちになり、誰にもチョコを作りませんでした。
近所にコンビニができて、当時フリーターだった私は毎日のように買い物に行ってました。
出てきた店員さんとは、通勤バスも同じになることがあったので、話すようになりました。
それが当時の彼とも忘れて。。。21歳になり、結婚も近くなっていた頃、Instagramに友達申請が来ました。
どっかで見たことある名前と思いながら、とりあえず申請返しすると、メッセージが。俺の事覚えてる?あ。あいつだ。あの感情が込み上げてきました。でも。
店員さんでしょ?と知らないふりをし、彼もそれに乗っていました。それからLINE交換しLINEし続け、ある日電話で彼から思いがけないひと言。小学生の時食べ損なったから、10年ぶりに俺にチョコ作ってよ。会おうよそろそろ。あー、覚えてたんやーもういっか。それから12年振りにお菓子作りに没頭し、久しぶりにあの時の気持ちで会うことに。会って渡した瞬間に、ねえ。好きだよ。あの時言えなかったお互いの気持ちが、やっと言えました。今隣にいる人は、初恋の可愛かった彼とはなんも変わりなく、今も隣に居てくれています。
written by 恋エピ公式
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