愛されてるんだなって感じる瞬間

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"私はアメリカ育ちの日本人で、7年遠距離で付き合っている彼氏は青い目に茶髪の白人です。

高校1年で知り合い、友達に。高校3年で付き合い始めましたが、大学は別々になりました。(彼はバージニア州、私はニューヨーク州)。社会人になった今も、私はニューヨーク州、彼はメアリーランド州で勤務しています。(大体会いに行くのはバスで片道4時間ほど)

皆さん白人の人は愛情表現が大きいというイメージをする人が多いかもしれませんが、この人(私の彼)はそのイメージの反対です。人前でハグするのは恥ずかしいから嫌、キスなんて絶対ありえない。人前で手を繋ぐことすらも、慣れてもらうのに時間がかかりました。
そんな頑固な彼はもちろん「好き」なんて言葉はよっぽどのことじゃないと言いません。ときどき、この人本当にアメリカ人なのかな?と思う時もあります。

彼に愛されてるんだなと実感できたのは彼のところに遊びに行った日の帰りでした。日曜18時発のバスだと思い込んでいたどじな私。実際のバスは17時発でした。もちろん次のバスなんてあるはずもなく…。 
「明日会社どうしよう」と焦る私を目前に、バス停まで車で送ってくれた彼は大爆笑。
「おいで」と言ってそのままニューヨークまで送り届けると提案してくれました。

往復で8時間もかかる急な長旅に「そんな迷惑掛けられない、明日仕事あるでしょう」という私を無理やり車に乗せ、「ラーメン食べたいから」(NYの一風堂が大好物)といって結局ニューヨークの自宅まで送り届けてくれました。

ニューヨークに着き、ラーメンを食べ、彼がメアリーランドの自宅に着いたのは朝の3時前。
あまり言葉で好きとは言ってくれない彼の「愛」をしっかりと感じた日でした。"

written by 恋エピ公式

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恋エピ公式

秘密 投稿エピ 736

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