小中高とずっと同じ学校に通っている、男の子がいます。
小学校5年生のとき、人づてに彼が私のことを好きだというのを聞きました。
小学生だったので周りも遠慮がなく、その話はすぐにクラスに広まり、毎日のようにいじられていました。
私は彼のことを全く意識していなかったのですが、周りにチヤホヤされるうちにだんだん彼のことを好きになりました。
その時点で両思いだったのですが、彼はシャイだしいじられている身なので何もアクションは起こしてこず、私も積極的なタイプではなかったので何も無いまま小学校を卒業しました。(小5、6年は同じクラスでした)
そのままお互い地元の中学校に進学しましたが、1度もクラスは同じになることもなく、散々いじられていたこともありお互い気まずくて1度も話すことなく中学校時代が終わりました。
全く接点がなかったこともあったので中学生の間好きな人もできましたが、どうしても彼のことが引っかかって忘れられませんでした。
高校進学で離れてしまい、もう会えないと思ったので中学校の卒業式でとにかく想いを伝えよう、と思っていました。
しかしなんと進学先の高校まで彼と同じだったので、まだ会えるしまだいいや、と結局何もアクションを起こさないまま高校に進学しました。
高校でもクラスは同じになることはなく、勿論話すこともありませんでしたが、高校2年の冬にたまたまInstagramのダイレクトメッセージで話す機会があり、連絡を取り始めました。
このまま来年もクラスが違ったら高校卒業のときには…と思っていたくらいだったので、とても喜びました。
連絡を取り始めて1ヶ月程だった頃、ダイレクトメッセージの話の中で
「遊びに行かない?」
「いいよ!楽しみ!」
というような話の流れで、彼から
「もしかしてこれ告ってる?」
と送られてきました。
私は「キタ!」と思いましたが、お付き合いしようという話は直接したかったので、その話をするのを目的に翌日一緒に帰る約束をしました。
部活で帰りが予定より大幅に遅くなった私を勉強して待ってるからいいよ、とずっと待ってくれていました。
その帰り道、私たちは約4年ぶりにことばをかわしました。
彼はいつの間にか身長が伸びてスラッとしていて声も低くなっていて、考えれば当たり前のことだけど何だかとても不思議な気持ちになりました。
帰り道の途中で彼から
「付き合う?」
と言われ、すぐに
「うん」と返事をしました。
そして気がついていたかもしれないけど、私も小学校のときからずっと好きだったんだよ、ということを伝えました。
彼は全く気がついていなかったらしく照れくさそうに喜んでくれました。
ここに至るまで、好きな人ができたり彼女ができたり少し脱線もした私たちで、今は付き合い始めて1ヶ月も経っていませんが、お互いずっと想い続けてきた相手とお付き合いすることができて、とても幸せです。
written by 恋エピ公式
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