私と彼は、彼の地元が近い大宮駅で待ち合わせをしていました。きっと美味しいお店なんかに連れて行ってくれるのだろうな、と思って待っていました。
少し遅れて来た彼は、「少しだけ歩くけど、くつは大丈夫かな?」と聞いてくれました。なんて優しいんだろう!いつも彼には感動してしまいます。
しばらく、彼にくっついて歩いて行くと並木道が見えてきました。まっすぐにずーっと続いています。
彼にたずねると、「氷川神社の参道で、有名なところなんだよ。」と教えてくれました。新緑がとてもきれいです。
結構長い参道で、少し歩き疲れた頃にやっと鳥居が見えてきました。そして、その奥には氷川神社という立派な神社があります。彼と2人でお参りをしました。
「なんてお願いしたの?」と聞くと、「君と結婚できますように。」ってお願いしたと言いながら、なにやらごそごそと小さい箱を出しているのです。
それは、指輪でした。彼は神社でプロポーズをしてくれたのです!なんというサプライズでしょう。
「よろしくお願いします。」と言って私は泣いてしまいました。
written by 恋エピ公式
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