K先輩

K先輩

これは私が高校一年生の時の話で、私の学校のサッカーコートが新しくなった記念に他校と練習試合を行なっているのをみんなで応援している時の話です。

そもそもこの試合を見る前までは、好きな人がいたわけでもなかったから学校生活も別に普通で周りの女友達が恋話で盛り上がってるを聞いているだけの、何事もない生活を送っていました。
だからこの練習試合の応援もドキドキワクワクすることもなく前半は見ていました。

ですが、後半あたりになってきてある1人の先輩ばかり見ている自分がいました。
その人は学校の廊下で一瞬見たぐらいで存在は知ってたけど本当に興味なくて全く意識したことのない人でした。しかもそのK先輩の弟と私は同じクラスでした。そしてその練習試合は終わりました。

その次の日、私は親友にK先輩「かっこよすぎてどうしよう、、」と相談しました。すると、「あー、でも彼女いるよねー。」と言われました。
その時心に穴が空いた感覚を覚えています。

その時に（あ、私あの一瞬の試合だけでK先輩のこと好きになってたんだ）と気づきました。でもその時のK先輩に彼女がいると知ったので、まあ私には関わるチャンスは無いなと思っていました。

でもその次の日も1ヶ月後もずっとK先輩の背中を追いかけている私がいました。そんな私の気持ちをK先輩の弟に相談すると、ラインあげるか？と言われて、まさかのK先輩のラインをゲットしたのです。

それからK先輩と連絡を取るようになって何週間か経ち、驚きの真実を知りました。
それはあの練習試合の直後くらいに彼女と別れていたのです。
でもそれを知ったところで私なんて相手にして無いとずっと思ってました。

それから月日が経ち2人で遊ぶことになりました。それはバレンタインの日でした。私は心を込めてK先輩に作りました。そして、告白されて私はもちろんOKしました。今はもう少しで付き合って1年になります。今でも付き合えたのはほんとに運命だとおもうし奇跡だなと思います。

written by 恋エピ公式