これは私が15歳の時でした。
私は帰国子女で、帰国子女クラスを集めたクラスのある高校に入学しました。
同じクラスには男子は10人もいませんでした。
ある日、クラスのみんなで遊びに行こうとなり、そこであるクラスメートに恋をしてしまいました。
その人は笑顔がくしゃっとしてて可愛く、気遣いができて、子供が大好きな優しい人でした。
みんなで遊びに行ったのがきっかけで、私の友達とその彼の友達とよく遊ぶようになりました。
彼が好きなことをみんなに伝えたら、みんな協力してくれることになりました。
男友達は彼に私のことをどう思ってるのかを聞いてくれました。
返事はいいものでした。
それに、彼も友達といるときに私の話をよくしてくるよと、男友達の一人に言われました。
友達からは「両想いなんだから告りなよ」と急かされましたが、恥ずかしすぎて告白することができませんでした。
その1ヶ月後、私を悲しみのどん底に突き落とす報告が待っていました。
彼は高校から大学までアメリカに留学することになったのです。
さらに、私の親も海外に転勤することになり、私もついていくことに。
ここで離れ離れになったらもう会えない…と思い、彼が旅立つ前に友達も連れて夏祭りに行くことにしました。
帰る直前、友達が私たちを二人きりにしてくれました。
気持ちを伝える覚悟で夏祭りに誘ったのに、いざ告白しようとすると心臓がバクバク止まらず、声が出ず、やっぱり伝えることができませんでした。
そのまま気持ちを伝えることはできず、彼はアメリカに旅立ち、私も家族と海外へ引っ越してしまいました。
あの頃はほぼ毎日LINEをしてて、スマホで彼の名前の最初の文字を打つとすぐに彼の名前が出てきましたが、
離れ離れになってからは連絡もできず、彼の名前の最初の文字を打っても出てこなくなりました。
あの時もし伝えてたら、今頃は…と、今でもたまに思うことがあります。
written by 恋エピ公式
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