最高のプロポーズ

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結婚が決まって準備を始めている婚約者がいます。
ですが、私は正式にプロポーズをされたわけではなく将来を考えると別れるか結婚しかなくなって思い切って結婚を決めました。相当覚悟のいる決断でした。(彼は韓国人。反対されていたわけではないですが、どちらかの国、もしくは全然違う国に住むことになるので。)プロポーズはいつか必ずしてね!と念押しを続けていましたが、なかなかないまま約1年が過ぎました。

その日は大晦日。日本で一緒に迎える初めてのカウントダウンでした。テーマパークで年越しイベントに行くと私が1週間前くらいにサプライズで発表しました。
大晦日の朝に実はホテルも取っていると発表しました。サプライズが下手な彼は今までも私の誕生日やクリスマス、何もできなくてその度私は悲しくなっていたので、正直期待はしていませんでした。

年越しの瞬間、30秒前から私はムービーを取って皆とカウントダウンの様子をおさめていました。3、2、1、Happy New Year!!!と左手を万歳していると、突然かほちゃん!と名前を呼ばれあげてるままの手に指輪がはめられました。想像もしていなかった私はすごくびっくりして、とっていたムービーも放置して喜びました。その指輪は、高そうなものではなく、シンプルなシルバーのペアリング。それでも一生懸命考えてそわそわしながら1日過ごしたのかと思うとそれが私にはすごく嬉しかったのです。

ですが、彼はそのあと少し悲しそうに「かほちゃんはこの指輪あんまり好きじゃないね。」と呟きました。確かに普通のペアリングだし、プロポーズ向けじゃないけど…それでも私は嬉しかったのに、その気持ちが少し顔に現れていたかな?と不安になりました。必死にフォローしました。

その日はたくさん遊び4時にホテルに戻りました。「Happy New Year!!!って言いながら指輪をはめたからこれはプロポーズじゃないね?(笑)」なんて話をしながら1日を、彼と過ごした1年を振り返っていました。私が疲労のあまり、お風呂は明日の朝入るとうだうだしていると「早くお風呂に入りなさい!」とやたらと急かされました。最終的には「今からサプライズ準備するから早く!」とまで(笑) 

入るしかないと思ってわざといつもより長く入浴しました。途中何回か風呂場の電気を消されました。部屋の電気と風呂の電気を間違えていました。そんな様子にくすくすと笑いながら、もう準備できたかなと扉を開けると、部屋の中が見える前に手で目隠しをされました。見えないまま彼がスピーチを始めました。

私達は新婚旅行を先に済ましているので、そのムービーを頑張って作った。と話していました。ベッドに座り、目隠しを外すと部屋の白壁に映像が映し出されていました。彼は私の知らない間に小さなプロジェクターを購入して今日1日持ち歩いていたのです。再生ボタンを押すと2人の映像が5分ほど流れました。
どれも彼が撮った映像で、彼目線で移される私の映像でした。クオリティもすごく高くて、きっと時間も掛かったんだろうなと思うと涙が止まらなかったです。

私がどれだけ愛されているか感じました。映像が終わると私は小さな拍手をして(早朝なので笑)彼にハグをしました。すると彼は突然音楽をかけました。私の好きな洋楽のバラードでした。映像が終わり真っ暗になった部屋に突然小さな明かりが灯りました。

そこには彼手作りの彼と私のイラストが照らし出されていました。これもクオリティが高い!横には先程のペアリングの箱。パカッとされるのが夢だった私は中身を知っていたとしても、ついにこのときが来た!と思いました。
すると突然彼が、「これじゃなくて。」とその箱をポイッとベッドに投げて、違う箱を持ち出しました。パカッとすると中には私のドストライクの好みのピンクゴールドと大きなダイヤの素敵な素敵な婚約指輪。彼はまだカタコトですが、つたない日本語で一生懸命「私と結婚して下さい。幸せにします。」と話してくれました。

私は返事ができず声を上げて彼の胸で泣きました。本当に嬉しくて、本当に想像もしていなくて、本当に愛されていることを実感したからです。しばらく泣いて、「はい、よろしくお願いします。」とお返事しました。

その指輪をはめてもらい、また大号泣。今思い出しても泣けます。私はこの人をもっと幸せにしてあげなければならないと決意した日です。(ちなみに…彼は私の事をがっかりさせるためにわざと安い指輪で、プロポーズでない形で先に指輪を渡したのだとか。
私がプロポーズとして満足行かないのもすべてを含めて計画通りだ、かほちゃんはちょろい。と言われました。笑 彼と私にしか出来ない、私達らしい素敵なプロポーズになりました。

written by 恋エピ公式

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恋エピ公式

秘密 投稿エピ 736

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