国を越えて

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私は高校2年生の時から付き合っている1つ歳上の彼氏がいました。

彼は高校卒業後、就職をしましたが、私は高校卒業後には自分の幼い頃からの夢であったカナダへの留学が決まっていました。
その留学期間は1年間。彼に会えない悲しさと夢を叶える時の複雑な思いのままカナダへ旅立つ日が近づいてきました。
前日には、彼からオーダーメイドのペアリングを貰いました。忘れないでねいつも応援しています。の一言と共に。

次の日、そのリングを指に通し少し自信を持ちつつ寂しい気持ちでいっぱいな私はカナダへ発ちました。カナダと日本は時差も真逆でなかなか連絡する機会もなく、不安な事もたくさんあったけど、このペアリングを見る度に頑張れました。
そして、留学が始まって約半年後の私の誕生日に、彼からのバースデーカードが届きました。
そのバースデーカードを郵便受けの前で見ていると、誰かに抱きしめられました。匂いと感じで分かってしまいました。
当日、頑張って英語話して買ってきたと言う大きな花束と、プレゼントの入ったダンボール箱と、キャリーバッグを抱えて彼が会いにきてくれたのです。

私が留学に行くと決まった日から彼は全く遊ばず休みもとらず毎日働き詰めで仕事をしお金を貯めてくれていたそうです。久しぶりのデートがすごく楽しかったです。
プレゼントはいつも持ち歩けるリュックサックとお財布と圧縮されてしまって、ぺちゃんこの抱き枕でした(笑)残りの半年間の留学生活も頑張ることができました。

その彼は今の私の旦那です。このことは絶対に一生忘れることはありません。彼の事は今でもホントうに大好きです。

written by 恋エピ公式

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秘密 投稿エピ 736

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