大学に入り初めてバイトを始めました。
豚カツ屋のホールで力仕事なのでバイト仲間は男子ばかり、パートのお局様もいてその人には怒られてばかりで参っていました。
そんな中でもいつも冗談をいってくれたりからかって緊張をほぐしてくれる4歳上の院生の先輩がいました。
ある日上がりの時間が同じの日、私の方が先に仕事を終えたので挨拶をして帰ろうとしたら、話したいことがあるから待っててと言われました。
そして更衣室まで遠いのですが二人で話ながら帰りました。
そして更衣室で男女別れるところまで来て、「話したいこと話せてないからこのあと時間ある?」と聞かれお茶することになりました。
そうすると「うちのお店は女の子が働くとこじゃないから辞めるなら早めにやめた方がいいよ」と真剣に私のために言ってくれました。
その後もバイトの愚痴を二人で話したりたわいもない話をしてLINEを交換して帰りました。
それから1か月後私の誕生日の時にLINEがきてそこからずっとLINEを続けたまに二人で遊びにいったりしていました。
そして何度か遊んだ帰りに人通りの少ないところでいつも紳士的でしっかりしてる先輩の様子がおかしくなり「好きな人とかいるの?」と聞かれ「全然いないです!」と答えてしまいました。
そこでかなりしゅーんとなっていたのは分かったのですが、少し沈黙があり「…○○さんのこといいなと思ってるねんけど…」と辿々しい告白をされました。
しかし先輩としては好きでしたが恋愛対象としてみていなかった私はこれはからかわれていると思い、「嘘つかないでください」と返していましたが、ひきつった顔で引き下がらない様子を見てこれは本気なんだと確信。
少し悩みましたが、先輩の彼女になれば確実に大事にしてくれるだろうと思い付き合うことにしました。
それから4年たちましたがあの時の自分の咄嗟の判断は間違ってなかったなと思ってます。
4年前の自分に感謝してます。
written by 恋エピ公式
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