私が小4の頃、学級の代表が集まる委員会で出会ったのが1つ年上の彼だった。
廊下や委員会で会うたびに挨拶したりふざけたり、一緒に仕事をしたり、仲が良かった。
同じ中学校に上がってからも、会うと挨拶をしたりおちょくったり仲良しだった。
私が中3の高校受験の時、同じ塾に通う、私の目標だった高校に合格した彼に勉強の相談をしていた。
塾では、中3の私は中学生クラス、高1の彼は高校生クラスに所属していた。
学力不足でその高校への受験を諦めると彼に言った時に、ふざけて「寂しいでしょ」と言ったら「寂しいな」と本気で言われてドキッとした。
別々の高校に通うようになってから、たまに帰り道でばったり会うこともあって嬉しかった。
同じ高校に行っていたら付き合えていたのかなぁ、と当時の私は思っていた。
私が高3の大学受験の時、浪人していた彼の塾の講習を、高校の授業の一環で偶然受けに行ったことがある。
わざわざ教室まで私に会いに来てくれて嬉し恥ずかしかった。
そこから頻繁に連絡を取るようになった。お互い合格し、新たな地で一人暮らしを始める。
大学1年の秋に、隣県の大学に進学した彼が遊びに来てくれた。
遊ぶ中で私は彼が好きだと確信した。その時すでに、お互い別の人との遠距離恋愛に失敗した経験があった。
それから何度か会ったが、大学2年の夏にもう一度遠距離恋愛に挑戦したいと言い、彼が耐えられなかったら1ヶ月で別れると約束した。
隣県での遠距離恋愛なので、私は最低でも月2回は会いに行くことを心に決めた。
それからたくさんの場所へ一緒に行き、益々惹かれ合い、約束の1ヶ月は1年以上経つ今も訪れない。
交通費はいつも折半している。
written by 恋エピ公式
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