大学1年生、念願の工学部に入学したものの、男子と喋るのが苦手な私にとって試練が待ち受けていた。
物理学の実験で1つの教室の中に女子1人。喋れる人もいなくて居心地の悪い私は毎回実験室に入るのが怖かった。
そんな時に話しかけてくれた彼は
優しくて、周りに人が寄ってくるような人で、かっこよくて、気がつけば恋をしていた。
あんなに嫌だった実験の授業が毎週楽しみになった。
でも彼は誰にでも優しく話しかけるような人だから、私は特別な存在なわけじゃないんだって、好きという気持ちに蓋を閉じようとした。
今日で最後の実験だからこの実験が終わったら、この恋も終わろう。
実験終了後、大雨が降っていた。
バイク通学だった彼から車通学だった私に、"車で家まで送ってくれない??""の一言。
2人っきりで長時間いろんなお話をして楽しくて、この日をキッカケにもっと仲良くなった私たちは今は恋人同士です。
後に彼に聞くと、あの日車話してすごく楽しかったのがきっかけで好きになってくれたみたいです。
大雨さん、ありがとう?
written by 恋エピ公式
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