高校時代、友達と一緒に何度か遊んだお兄さんがいました。名前も知らない、グループのひとりだったお兄さん。
それっきりでした。
10年以上の月日が流れオープニングスタッフとして働き出した会社。そこの営業さんに入社6日目に一目惚れしました。営業さんは管理職へとなりましたが、一目惚れして数カ月後位から私の帰る時間に「さー帰るかー。バスでしょ?送るよ?」と、ほぼ毎日自宅まで送ってくれるようになりました。偶然にしては合いすぎだな、と期待するように。
私は現場を纏める立場になり、うまく行かずにいつもの車中で泣いてしまいました。
すると「ドライブしようか」とドライブに。
彼は「いつも頑張ってるの知ってるから。皆知ってるから。俺は笑った顔がみたいな」と泣き止むまで一緒にいてくれました、
その3日後、二人で、遊びに行きました。そこで話してると「俺ね、知ってたんだ。高校生の時を」と呟きました。
そう、彼はあの時遊んだお兄さん。私はお兄さんと気づかず一目惚れしたのでした。
その帰りに告白されました。
聞けば私と同じ時期に好きになってくれたらしく、お互いに再会で一目惚れをしたようでした。
彼はあの頃ぱっとせず、私も今より大分太ってました。
ちなみにその彼とは結婚して5年になりました。
written by 恋エピ公式
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