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私はある日突然病気にかかり入院することになりました。
はじめての入院、治療にどうなるんだろうという不安をかかえ毎日泣きながらもいつも明るく気さくに話してくださる看護師さんたちのおかげでなんとか日々を過ごしていました。

ある日「みーちゃん(私)と同い年の男の子(看護師)がいるんだよ」と看護師さんに言われて「へー」と思っていたら、なんと顔と名前だけ知っていて話したことのない高校のときの同級生でした。
最初は気まずい日々が続きましたが、だんだんと話すようになりました。
お互い元同級生のことについては触れなかったけれども、面白い話をしてくれたり、泣いてるときは慰めてくれたり、気を紛らわせてくれようとしたのか手の大きさを比べたり、いつも手を振ってくれたりと、彼の魅力的な人柄が好きになっていきました。

退院の時「さようなら」と言うと「”さようなら”じゃなくて、”またね”だね。」と言ってくれてちょっとどっきりしました。
彼は看護師として、私は学校の先生としてお互いが頑張って進んでいけたらいいなあと思います。

written by 恋エピ公式

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秘密 投稿エピ 736

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