同じ誕生日だからと運命にこだわり続けた恋愛

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「そういえば僕と誕生日一緒なんですよ」
バイト先のネットカフェで勤務後、いつもの様に何人かの仕事仲間とネットゲームを楽しんでいる時でした。
同じ誕生日だと言ってきたのは隣の席で一緒に遊んでいた上司。

高身長でいつもニコニコ、口数は少ないけれどもおっとりした10歳年上の男性。
当時、彼氏と別れたばかりで恋愛脳だった私はその言葉で一瞬に恋に落ちていました。
「まさか同じ職場で、しかも少人数なのに同じ誕生日の男性と巡り会えるとは…!」

今まで特別話すこともなかったのに親密になりたくてとにかく話しかける様に。
そして無事、プライベートの事もお互い良く話す様になり
「ズボラ」だと言う彼が一人暮らししている部屋を掃除する展開にまで発展させました。

約束の日、片付けに行った部屋は誰がどうみてもゴミ屋敷。
あまりの酷さに一瞬、後ずさりを覚えましたが「同じ誕生日の運命の人!これくらい片付けないで愛が勝ち取れるか!」と、
好感度を上げるべく必死に掃除をしてあげました。

業者並みの努力はしましたが、彼の家まで行ければあとは恋人として付き合う様になるのも時間の問題でした。

ズボラだけどとても優しくおっとりした彼、借金癖もなく堅実で一緒にいて素の自分が出せて、
何よりも「誕生日が一緒」。
両親とも会ってもらい、とても歓迎されていて結婚も視野にいれていました。

もちろん喧嘩をする事もあったけれどその度に
「こんな良い人と別れたら後悔する。何より誕生日が一緒でここまで素がだせる相手は他にいない」
と自分に言い聞かせていました。
しかし「ズボラすぎる」彼は、夜遊びの「痕跡」を片付けるのも適当だったため、同棲中の私に見事に見つかり破局して終わりました。

結局「自然な出会いで同じ誕生日の人と付き合える」と、いうのは後にも先にもこの人だけでした。
しかし今は別の人と結婚して子供もでき「ズボラな彼」と付き合っていた時よりも何倍もの幸せを感じています。
今では「運命と感じてこだわっていたのは勘違い」と、考えられる様になり良い勉強になりました。

written by 恋エピ公式

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恋エピ公式

秘密 投稿エピ 317

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