妻が帰ってこない場合に考える、ケンカのたびに繰り返させないために

ケンカにしても遊びに行っても、妻が家に帰らないというのは、結婚生活において緊急事態と言える状況です。

男性はどちらかというと、タンポポの綿毛みたいな性格もあるので、朝帰りするイメージは男性のほうが強いですよね。

そんな中、妻が帰らないなんて、考えるより簡単にヤバい事態だというのは分かるでしょう。妻が帰ってこないときの対処法、最悪の事態を避けるためにもできることを教えます。

帰ってこないこと自体が非常に問題であると認識しよう

付き合ってから結婚、妻とはいえ昔から知っている、そう思っていませんか?

妻が帰ってこない状況など、「いっときの怒りかな」と、普段のケンカとあぐらをかいていませんか?

夫婦になってから、妻が帰ってこないという状況、あなたが夫としてどう対応するかで、離婚に直結する可能性すらあるのです。付き合っているころと、結婚してからというのは、ハッキリ言って違います。

妻が帰ってこない状況になって、あなたが妻を分かっていることより、妻があなたをどう思っているかのほうを、優先しなくてはいけません。

アンケートを取ってみると、結婚後に妻が家出グセと答えた男性は、2割ほどいました。

全体の数からすると少ないのかもしれませんが、そのうち約8割が離婚している事実もありました。妻が帰ってこない状況は、離婚に繋がりやすく、このこと自体が非常に重要な問題なのです。

夫婦間において起こったことを、他人事だったり、普段からあることなんて考えていると、足元をすくわれる可能性が高くなります。

帰ってこない理由を探ろう

妻が帰ってこない状況、緊急事態であることを認識しましょう。

では、なぜ帰らないのか?を、次に考えなくてはいけません。

妻が帰ってこなくなったのは理由があり、居やすい場所なら自然と帰る、それをしないのだから、何かしらあなたが気付いていない理由があるのかもしれません。「一晩経てば帰ってくる」なんて、こう考えているウチは、理由なんて気付くことができません。

ケンカしたからとはいえ、結婚して夫婦が住む家なのに、帰ってこないなんて、まずあってはならないことです。

普段の会話、あなた自身が「普段通り」と思っていませんか?

会話は、「気遣うこと」を忘れると、言動が荒っぽくなったり、夫婦間で普通すぎる会話は、マンネリの象徴です。

気を使い続けるのと、気遣うのは意味が違い、それが分からず当たり前すぎる言動になったりすると、気付かぬウチに相手を傷つけている可能性があります。

何が悪くて妻が帰ってこないのか、そんなに激しいケンカをした?と、全く意味が分からないままこの状況が過ぎると、妻が離婚を決意する前に何もできずに終わってしまいます。

「意外と気付けないことを気付こうとする」なら、それは相手に伝わり、不器用ながらも頑張ってくれていると、何かしらの効果が期待できます。

ケンカで帰ってこない!これが一番多い理由

普段のケンカ、でも続きすぎると「ケンカしかない」となってしまい、妻はケンカしかない生活から離れたくなってしまうのです。

普段からあることに対して、あなたと妻が違う認識で、限界が来るラインが異なる場合、妻のほうが先に、ヘルプサインを出していることもあります。家出はヘルプサイン、その後に帰ってくるならほとぼりが冷めただけ、もしかすると1回目の家出で離婚を考えているかもしれません。

ケンカで家を飛び出すというのは、イメージとして当たり前に思いますよね。

でも、当たり前ということは「いつでもあり得ること」なのです。そして夫婦喧嘩は、いずれ減っていくようでなくては、ケンカしかない生活になってしまいます。

あなたは当たり前になってきたとしても、妻はそのことがイヤになり、結婚の意味すら失ってしまいます。

いつまでも、ケンカして取り戻せる仲というのは、実は存在しません。特に女性は、夫からの思いやりがなくなると、結婚生活に嫌気がさしてきます。

そうなると…?考えられる結果は分かりますよね。

育児に疲れて出ていってしまった可能性も

もし子供がいるなら、育児はどんな状況ですか?

あなた自身は「手伝っている」と思っても、女性が担う子育ては、それ以上のものかもしれない、夫が分かってくれないと、追い込まれている可能性があります。

子供がいる状況で離婚した夫婦を調べてみると、子供と同居しないと回答した女性(元妻)が、2割~3割いることが分かりました。そしてこれは増え続けていくという検証結果もあります。

昔は、「子供は女性のもの」という、暗黙の了解みたいなものがあり、今も男性から見ると、こう考える人は多いようです。

でも実際は、離婚して夫とも子供とも離れる女性がいるわけですから、昔の女性ほどガマン強くもありません。

男女平等が進むにつれ、「女性がガマンを強いられる必要はない」となってきました。女性自身もそう思っている人が増えているため、離婚のとき、子供を手離して自分の人生を歩むと考えるようになってきました。

妻と子供の関係で思いつくのは、一番に子育てですよね。

いかに妻が子育てに追われているのか、よく考えなくてはなりません。

夫は、自分が思っている以上に、子育てを気にしなくてはいけないのです。

姑との関係にウンザリしているのかも

嫁と姑の問題、ゼロという夫婦はいないと断言できます。

実の親とでも、すべて同じ考えではありませんよね?

女性は結婚すると、「嫁に来る」感覚があり、姑もそれを乗り越えたことで、あとから来る嫁に対しては、少なからず「姑として」という意見を持っています。男性である夫には分かりませんが、女性同士は嫁に来ても、姑とは他人の域を越えられません。

結婚さえなければ、関わる必要すらなかったワケですし、相容れるなんて期待できません。

これを理解していなければ、あなたは夫として妻と母親は仲が良いものとカン違いし、妻の姑に対する悩みには気付いてあげられません。

あなたの立ち位置は、結婚後は常に妻のとなりでなくてはなりません。

そうすると、自然と気遣う言葉が出たり、母親との状況が見えてくるハズです。

妻という立場でも一人の女性!周りを見てしまうと遊びたくなる

妻もあなたも、昔は若かった頃というのがありますよね。

結婚してもひとりの女性、それがないがしろにされ続けると、「私が遊びたい気持ちも我慢しているのに」と、ぶつけようのない不満が爆発してしまいます。

一定の間隔で発散すれば、「遊びたい気持ち」は結婚している事実で抑えることができます。

家のこと、子育て、姑や親族との付き合い、「結婚しなければやる必要のなかったこと」が、自分の自由を奪われるような感覚になるのです。この場合は、呑みに行く回数が増えたり、呑みに行くたびに朝帰りなんてこともあるでしょう。

あなたは夫として、妻に自由な時間を作ってあげたりすると、その気遣いから「ちゃんとストレスが溜まっていることも分かってくれてる」と思われるハズ。

結婚生活だけに追われていないか?たまには確認してあげると良いでしょう。

借金や昔のオトコを理由に帰ってこない場合もある

結婚前の妻の状況を、全て知っていなかった場合に起こります。

行先も言わず、理由も分からないのに妻が帰ってこない場合、浮気の他に、昔のオトコや借金トラブルなどもあります。

あなたが知らないということは、妻としては「あなたに知られたくない、知られないように立ち回っている」のかもしれません。

夫を想う気持ちからかもしれませんが、このような理由だった場合、妻だけの問題ではなくなります。特に行先を言わない外出は、浮気を怪しむのと同時に、トラブルに巻き込まれていないかも、心配しておいたほうが良いでしょう。

最悪の場合、どうしようもなくなった状態で、トラブルが家庭に飛び火する可能性もありますから、やはりこれも他人事のままではいけません。

外泊するなら行き先をちゃんと問いただそう!

妻が帰ってこない状況で、最悪と言えるのが、「浮気の可能性」です。

泊りを伴う外出の場合は、最低でも宿泊先を聞いておく、夫婦としてどこにいるかは確認しあうのが普通、これを怠ると最悪の結果が待ち構えてるかもしれません。

泊りの外出なんて、正直なところ出張以外そんなに機会がありません。

特に結婚してからは、妻のことを周りの人間も「人の嫁」ということが分かっているハズです。

当の妻自身が浮気をするために、ウソをついている以外は、普通「既婚者であること」は明かしています。

そうなると、やはり「妻として」外泊のタイミングは減っていくものです。宿泊の外出が多い、出張でもない、宿泊先も分からない場合は、浮気を疑ってもおかしくない状況ですので、中身の会話がない宿泊は要注意です。

男女の仲というのは、不倫や浮気の場合、ものの数回で急に進展する可能性もあり、気付いたときには手遅れということも少なくありません。

浮気が発覚!?金輪際、別な男性のもとに帰ってしまう可能性アリ

外泊を伴う浮気が発覚したケースもあります。

戻れそうな浮気の場合は、それを責めすぎず、許容してあげなければ、浮気相手の男性のもとに走ってしまい、永遠に妻が帰ってこないことになってしまいます。

浮気自体あり得ない話ですが、それでも起こってしまったのなら、「どう解決するか」が重要になります。

結果として、妻が帰ってくることを望むのであれば、軽い火遊びは許容する心を持ちましょう。

何が一番最悪な状態か、それを考えると自然とやるべきことが見えてくるでしょう。

緊急事態だからこそ浮気調査を頼む男性もいる

いろいろな事情があるにしても、妻が帰ってこない状況というのは、緊急事態と捉えても、別に大袈裟ではありません。

真剣に心配しているからこそ、原因追究は大切で、中には浮気調査で探偵を頼む男性もいるほど、やはり夫婦は信頼でできているものなのです。

極端に妻が若いなら、もしかすると友達を遊んでいるかもしれませんが、どうあっても「夫には行先を告げて出る」というのは、夫婦として当たり前のことです。

それが結婚するということであり、この認識が違うなら結婚自体を考えるべきです。

もし言えないようなことをしているのであれば、夫婦関係は破たんしている可能性もあり、ちゃんと原因を潰すことが必要で、それをやりきらなくてはいけません。

「自由が無い」と思う人もいますが、このことと「最低限のマナー」は違う場所にあって、それだけは夫婦の最低限の共通認識でなくてはならないのです。

大切な妻だからこそ、帰ってこないことに心配して、その原因を一緒に解決すべきです。

普段から妻の感情を探っておくことが大切

妻が帰ってこない、あるときポッと起こる事件のようなものです。

普段から知っているようで、実は知らない一面の妻がいないか、これを気にするところから始めると、同行の「?」が見えてくるでしょう。

もし何も怪しく感じないなら、それも一つの答えです。

とはいえ、感じないのと「感じられない」のは、同じようで違います。あなたが妻を見えていない、知らずのうちに追い込んでいる、そんな状況が妻が帰ってこないという事態に繋がっていきます。

まずは目の前の妻をしっかり見つめ、何が必要で、自分に足りていないところはないか、それに向き合えるようになるだけでも、このような状況は減る方向に向かうでしょう。

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