急いで帰ってきてくれた彼が大好きです

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元になったエピソード

彼と付き合いだして約1年半。
お互い社会人なのもあって
なかなか休みが合わない…

仕事終わりに会えても
当然、次の日は仕事で
会える時間も限られていた

仕事終わりで部屋で
彼と過ごしていると、

「3日くらい休み合わせてさ、
ずっと行きたかったとこ行こうよ。
もちろん家でゆっくりする日も作るし。」


その言葉がとても嬉しくて
私は迷わず、うん!!と返事をした。

その一緒に過ごせる3日間を楽しみに
仕事を頑張ろうと意気込んでいた

そして約束の2日前
彼から1件のLINEがきた。

『ごめん、どうしても仕事に
行かなきゃいけなくなった…
本当にごめん。埋め合わせは必ずするから』

血の気がサーッと引く感覚だった

楽しみにしてたのに…
でも仕事だから仕方ない…
でもその日の為に仕事頑張ってたのに
いや、きっと楽しみにしてたのは
私だけじゃない…

私は職場で涙がこぼれそうなのを
ぐっとこらえて、彼に返信した。

『凄く楽しみだったけど、
お仕事なら仕方ないよね。
夜ご飯、好きなの作ってるから
帰ってくるの待ってるね!』

できるだけ明るく。明るく。

そして当日、楽しみにしていた
予定が無くなり
なにもせずぼーっとベッドの上で過ごしていた

ああ、何しよう…
やる気が起きない…
お腹空いたけど食べるのも面倒だなあ…

時間を無駄にして
ゴロゴロしていると一通のLINEが届いた。

『今何してる?』

彼だ。

『何もしないでゴロゴロしてる〜』

『そっかあ。』

仕事の合間でも連絡くれるの
嬉しいなあ…
ちょっとだけ寂しさが紛れた気がした。

たった1件のLINEに嬉しくなっていると
【ガチャガチャガチャ…】

突然家のドアが開いた


「ただいま。」

そこにはスーツ姿の彼がいた

「えっ…なんで?仕事は…?」

あまりにも突然でベッドから動けずにいると
彼がそのままギュッと抱きしめてきた

「寂しい思いさせてたし、
我慢して仕事応援してくれるし
俺だって物凄く楽しみにしてたし。
へへっ…だから仕事気合いで終わらせてきた」

いつも終わるの遅いのに
定時で帰れる事なんてほとんど無くて
仕事の量もどんどん増えていくのに…

はにかんで笑う彼が凄く愛しくて
可愛くて
私は彼の背中に腕をまわした

「1日目のスタートは遅くなっちゃったけどさ
あと2日、2人で思いっきり楽しもうよ。
寂しい思いさせてごめんね」

私は嬉しさで涙が滲んだ

「嬉しい…ありがとう…」


彼がどれだけ頑張っていたのか
急いで帰ってきてくれたのか
汗ばんだ首筋ですぐ分かった。

一緒に居れる時間を大切にしてくれる
そんな彼がとっても大好きです

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written by はる

マンガ作者

りん

女性 投稿マンガ数 6

ギャグを含んだ漫画が得意です。 インスタでは夫婦のドタバタ絵日記を描いてます。 漫画・イラストのお仕事募集しております。

エピソード投稿者

はる

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