高校時代の話です。
私は吹奏楽部に入部しており、彼氏もつくらず音楽に青春を捧げる日々でした。
そんなある日、いつもの通り朝通学していると、後ろから勢いよく自転車が通り過ぎました。
なぜかその後ろ姿が非常に気になり、私はその日からまた会えないかと期待しながら通学していました。
3日に1度くらいでしたが、その彼が通り過ぎると胸が高鳴るのを感じていました。
そんなある日の昼休みに同じ部活の友達のクラスに遊びに行くと、見覚えのある後ろ姿の彼がそこにいました。
初めてまじまじと見る正面からの姿にとまどいと恥ずかしさを感じたけど、その瞬間恋に落ちてしまいました。
毎日毎日彼の事を考えてはぽーっとして幸せな気分だったのですが、どうしてももっと仲良くなりたくて、友達にお願いして彼に紹介してもらいました。
いざ彼と面と向かってお話しするとなると、照れてしまって言葉が出てきませんでした。
顔は真っ赤になり、それが恥ずかしくてさらに赤面するという無限ループでした。
それ以降も軽くおしゃべりする機会はあったのですが、あがってしまい思いを伝えるどころではなく、そうこうしているうちに彼には同じクラスの彼女ができてしまいました。
結末はほろ苦いけど、高校時代の忘れられない思い出です。
written by 恋エピ公式
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