隣の席の救世主 【番外編】―手、繋いだことある?―

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隣の席の救世主【前編】【後編】の、番外編1つ目です



《あらすじ》
高1の10月、席替えをして私は優くん(仮名)と隣になりました。
その頃の私は日々の提出物に追われ、睡眠不足に陥っていました。
また優くんも睡眠不足に悩まされていました。
2人とも授業中によく居眠りをしていたので、起こし合うようになりました。
それから他愛ない話もよくするようになり、仲良くなっていきました。

その後、11月の次の席替えでもまた隣になりました。
いつものように起こし合ったり、しょうもない冗談を言い合ったりと、楽しい日々を過ごしていました。

………………………………………

11月某日の国語総合の授業中。
教科書の評論文の1節で
『また、恋人の手をはじめて握る幸福をこよなくたたえた、……』
とありました。
それについて先生がクラスのある男の子に
「恋愛マスターの○○さんは手を繋いだことあるんか?」
と話題を振ってイジっていました。
それを聞き、私も何故か気になって優くんに話を振りました。


私「優くんって誰かと手を繋いだことあるん?」
優「ないな。お前は?」
私「私もないなー」

優「そういうこととか恋愛とかしたいとか思う?」
私「いや~思わんな。そういうことしてる間あったら好きなアプリゲームしたい!」


優「……じゃあ僕と喋るな。早くそのゲームサービス終了しろー」

私「…そ、それは嫌やわー」

その日の夜、授業中に言われたことを思い出して一人悶えていました。


実は当時、優くんのことは気になる存在でした。
ですが、恋愛経験もなく、また日頃から自己否定感が非常に強かった私は、

《こんな私が優しくて素敵な優くんに好意を抱いてしまったら申し訳なさすぎる。
 そもそも恋愛とかキャラじゃないし。》

と本気で思っていました。
なので好きな気持ちを隠すように、とっさに本心と違うことをつい言ってしまいました。
今は優くんのことが好きだとはっきり自覚し、自分でも認めています。
なんであんなこと言ってしまったんだろうとモヤモヤしています…。

written by どこにでもいるふつうの子

エピソード投稿者

恋エピ初心者です 皆さんのエピソードや漫画をみて心を潤わせてます(˘ω˘) 自身のエピソード投稿してます