中学1年生の私、未香(みか)には片想いをしている好きな人がいます。名前は涼介(りょうすけ)。
しかし、私の仲良い男子の親友一樹(かずき)が、涼介を嫌っているのです。また、一樹の他の友達も、一樹が愚痴を話すにつれて涼介を嫌っていきました。
(一樹たちが自分たちから涼介に話しかけに行ってるのに嫌いって…自分勝手では…)
一樹とたくさん話をするにつれて私の好きな人が涼介だと一樹にばれてしまいました。また、一樹は涼介の愚痴を、私の好きな人が涼介だと知ったからといって、前よりも私に話してくるようになったのです。
その様子を見る涼介の視線が気になり、一樹との仲も崩れ、涼介とも距離が離れてしまいました。
(私は涼介が好きだけど、一樹とも親友でいたいし…。一樹を避けたら昔一人ぼっちになったし、一樹との縁は切るつもりはないけど…、それだったら涼介のこと好きになったらだめなのかな…)
いろいろ悩んでしまい、生活にも影響が出てしまいました。忘れ物は多いし、テストは過去最低順位だし…。
私はこのことを1番の親友由梨(ゆり)に相談しました。すると由梨は、
「未香は一樹と仲良くしながら涼介を好きになってて良いと思う。好きになるのは自由だからね。」
と話してくれました。
「好きになるのは自由」
この言葉に胸を打たれ、私は自信を持って一樹とも接し、涼介を愛することができました。
この言葉のおかげで、涼介とも距離がまた近づき、幸せな片想いを送っています。言ってくれた由梨に感謝です!
written by
★3Ms★ねるね☂️
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