言えなかったあの想い

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私が中学校3年間ずっと片想いしていたお話です。
中学校に入学した日、隣の席に座っていた見た目が少し怖い彼。彼はお調子者でよく怒られていましたが、話してみると面白くて優しくて、怖いというイメージからいい人に変わりました。私はバスケ部で、はじめての練習試合の日、校庭で野球部が試合をしていました。そこでバッターボックスに立っていたのは彼。その彼を見ていると、いつもと違う真剣な顔つきをしている彼を見て私は好きになりました。
席替えをすれば隣の席になることも多く、3年間同じクラスだったため毎日のように一緒にいたので、その関係を壊したくなかった私は彼に気持ちを伝えることができないまま、卒業の日がやってきました。第二ボタンを欲しかったのですが、当時の彼には付き合ってる人がいて、第二ボタンをもらうことはできないとわかっていました。ですが、卒業式が終わって帰ろうとした時、彼が今までありがとう第二ボタンは渡せないけどと言って、1年生から3年生までのクラス章と校章彼の名前が刻んであるゴム印をくれました。そのまま彼とは高校も離れ、成人式もコロナでなくなり、私も高卒で就職をしたので彼とは会えないままです。ですが、いつか会った時に3年間好きだったということを伝えようと思います。

written by あーちゃん

エピソード投稿者

あーちゃん

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