大好きだったよ、せんせい

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先生と出会ったのは私が中学2年生になった年の新任紹介のときだった。男性の先生2人が新任として紹介され、先生は眼鏡をかけて冴えない人だった。
その年の数学の先生として接点を持ったけど興味はなかった。

月日が経って高校2年生。私は夏の数学の補習にかかってしまった。お知らせが来た時は最悪だったけれど先生が一人一人丁寧に解説してくれてる姿を見て恋に落ちてしまった。顔も見えない眼鏡に重めの髪の毛はいつの間にか無くなっていて、かっこよくなっていた。

そこからどうにか印象に残ろうと放課後質問しに行ったり、講習を開いて欲しいと言い開いてもらった。

高3では文化祭でツーショット撮ってもらったり、体育祭のTシャツにメッセージを書いてもらったりいろいなことをしてもらって、気づいたら目で追ってて見つけるのが得意に。

なんやかんやあって卒業式。私は大好きな先生がいる学校から去りました。迷惑をかけてしまうから告白なんてできたものじゃないけれど、

学年からのメッセージを受け取って泣いちゃうぐらい涙脆いとこ。卒業式で次は私たちの学年を持ちたかったからもててよかったと保護者に言ってくれるとこ。前髪を切りすぎて絶対オン眉になっちゃうところ。誰にでも分け隔てなく優しいところ。全部、全部大好き。担任にはなって貰えなかったけど、相談に乗ってくれてありがとう。そんな先生がいてくれたから私は学校に行きたいって思えるようになった。生きなきゃって思うようになった。先生に出会えていくつもの幸せを貰えた。
最後の日先生号泣でありがとうは軽くしか伝えることが出来なかったけれど、いつか会えたらいわせてくださいね。ありがとう、大好きって

written by ちさ

エピソード投稿者

ちさ

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