門限とファーストキス

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中学生のとき。
私には両想いになって4ヶ月、付き合って1ヶ月ほどの彼氏がいました。
学年で知らない人はいないと言われるほど有名なカップルとなっており、私も彼氏もお互いのことが大好きでした。

そんなとき、LINEでキスの話になりました。
彼氏はキスしたいと思ってくれていたらしく、

次会ったらキスしよ

そう言ってくれました。

ハグだけ、手を繋ぐだけでもドキドキして、先に進むなんて考えてなかったのに、、。胸がきゅんって鳴りました。


そしてついにその日。

いつも通り彼氏は私の家の前まで迎えにきてくれていました。
私は鳴り止まない胸を抑えながら玄関を開けました。

門限をはるかに越える私たちの、私たちだけの時間。

夜、街頭だけに照らされて立つ彼は見慣れているのにその時だけは直視できませんでした。

いつもはハグで終わるから緊張して、なかなか本題をお互い口に出せませんでした。

先に口を開いたのは彼。

キス、する?

遠慮がちに聞く彼が愛おしくて、震える声で

うん

とだけ返しました。

バックハグだったのを正面ハグに直されてそのまま___


1つだけ驚いたのがディープキスになったこと。
でもこれはこれでいいよね。

written by い う

エピソード投稿者

い う

女性 投稿エピ 1