スイーツ男子との甘酸っぱいいちご飴みたいな恋

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これはわたしが高1の時の話です。

彼、Kくんと出会ったのはバドミントン部に入って、顔合わせをした時でした。

そこで自己紹介をしたのですが、Kくんはエクレアが好きと話していました。わたしも甘いものが好きとその自己紹介で言いましたが、緊張していたので、彼が甘いものが好きなことを思い出すのはしばらく後のことです。

Kくんと接近するのはゴールデンウィーク明けのこと。部活の先輩にわたしと同じ名前の先輩がいたのですが、その先輩がお土産をくれたのです。
そしてその夜、KくんからLINEが来て『お土産ありがとうございました!』と。
先輩と間違えてることがわかったので、間違ってない?と送りその後から雑談が続くようになりました。

そして雑談をする中でスイーツの話題になり、、
この頃からわたしはKくんを意識するようになりました。たまにクッキーなどを作ってあげたりもしていました。

8月、夏休みで部活が休みの日。
わたしから誘って、海の方に行きスイーツを食べました。島を一周した後、クレープを食べ、その後食べ歩きをしました。

いちご飴を買い、食べていたのですが、予定にはない雨が降ってきました。わたしは、折り畳み傘を持っていなくて…

Kくんの傘に入れてもらい、あいあいがさをしました。折り畳み傘は小さく、2人の距離が近くなりました。

この一件でわたしは完全にKくんを好きになってましたし、Kくんもわたしのことを意識していると…自意識過剰ですがそう思っていました。

そして9月。

わたしはいつものようにクッキーを渡した後、これも…と言って、告白の手紙を渡しました。

その日の夜、KくんからLINEが来ました。

『お手紙ありがとう。嬉しかったよ。でも、友達としてしか見れないからごめんね。これからも今までみたいに仲良くしてくれると嬉しい』

わたしはとても悲しくて一晩中泣きました。そして頑張って今まで通りに接するようにしました。

でも、Kくんの態度はどんどんそっけなくなってしまい…バレンタインの日にチョコを渡した後、諦めました。

今でも夏のあの日を思い出すといちご飴の香りがしてきます。

written by みーみ

エピソード投稿者

みーみ

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