時と靴を忘れた私はシンデレラ

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18歳の頃の話です。高校出てからパートタイムの仕事を始めた私は、職場で1人の男の子に恋をしていました。
彼は私より2歳年上で、アニメやゲームが大好き。しかもスイーツ作りや裁縫が得意で肌とか髪の毛とかの美容にもこだわっている女子力高めの可愛い系男子でとても優しい性格の彼。私もアニメやゲーム、料理に手芸が好きで美容にも気をつかっています。
そんな私たちは気が合う為、仕事の昼休みはバレンタインに手作りチョコを渡し合ったり私の長いブロンド髪のアレンジやアニメ等の話をしていたりしました。彼と過ごす昼休みがいつも楽しいので時間を忘れてしまうので仕事の昼休み時間が終わるのも忘れるくらいでした。それくらい彼といると楽しいので私は彼のことが好きになりました。
昼休みが終わるギリギリの時間になると私の職場はエレベーターがないのでデスクに戻るには階段しかないので、2人で慌てて階段を駆け上がってデスクに戻ろうとすると私は職場用のスリッパを片方階段に落としてしまいました。
「シンデレラかよw‪」
と彼に言われクスッと笑われてしまいましたがシンデレラという表現は少し嬉しかったような。
ある日彼から「よかったら明日の休日街中に出かけない?」と誘われました。答えはもちろん「いいよ!」
彼と私は連絡先を交換して「また明日!」と解散しました。私の心はウキウキで夜眠れなかったくらいでした。
翌日、私はバッチリメイクを決めてお気に入りのガーリーなワンピースに可愛い下ろし髪アレンジをして可愛い厚底ヒールを履いて、オシャレしました。
待ち合わせの駅で合うと「可愛いね!似合ってる!」と彼に言われました。そう言われて嬉しい気持ちになって私たちは出かけました。
私たちはアニメショップやスイーツ巡り、ゲームセンターでプリクラを撮ったりして充実した時を過ごしましたが、途中私が歩き回ったせいかヒールでつまづいてしまいヒールが脱げてしまいました。
「またシンデレラみたいって言われちゃうかな…」と思っていたら彼は
「大丈夫?オレの腕につかまっていなよ」と腕を貸してくれました。そして靴を履かせてくれました。彼の腕につかまっている間私の心臓はドキドキしていて破裂しそうでした。
彼は近くにあったカラオケ屋で休ませてくれました。
「足大丈夫?」彼は私のことを気にかけてくれて、ますます私の心はドキドキしていました。すると少しして彼が
「今、付き合ってる人とかいる?」
と言い出したのです。私が「いないよ」と答えると
「いつも…今日もすごく楽しかった。良かったらオレと付き合って欲しい!」
と突然の告白をされました。私は嬉しくて泣いてしまいました。
「私も…好き…!」
泣いてる私の頭を彼は優しく撫でてくれました。そして私たちはまた時を忘れて楽しい時間を過ごしたので帰りは夜になってしまいました。
そして後日私たちは職場で内緒でイチャイチャしたり、仕事帰りに遊びに行ったりと前より楽しい時を時間を忘れるまで過ごしていました。

あれから現在はというと、私も彼も引っ越してしまい、私も違う職場になってしまい少し遠距離になってしまいましたが、相変わらずデートは時間を忘れるまで私たちは楽しい時を過ごしています。そして相変わらず仲良しです。

written by 裏猫

エピソード投稿者

裏猫

秘密 投稿エピ 3