私は高校生の頃、好きな人がいました。
その人は、少し不器用で友達は少なかったけれど優しい所も沢山ありました。
委員会が同じでよく会話をしましたが、彼が私の気持ちに気づいているようには見えませんでした。
ある日、女友達と買い物をする約束をしていた私は、近くのショッピングセンターに行きました。
待ち合わせ場所で少し待っていると、女友達と、私の片想い相手…つまり彼がやってきました。
彼が来るのを知らなかった私が慌てて女友達に何故彼がいるのか問うと、
「これを機に仲良くなってほしくて呼んじゃった!」
と言われ、女友達は私達を置き去りにしてお店へ入ってしまいました。
外で彼と会うのは初めてだったので、緊張してなにも言えないでいると、彼が
「俺、お前ともっと話してみたかった。あと、その服、似合ってる…」
と声をかけてくれました。
好きな人から褒められた私は、思わず
「好きです」
と口に出してしまいました。
彼は驚いてしばらく固まっていて、私も口から出た言葉に顔を赤らめました。
しばらくすると、固まっていた彼が私の方をじっと見つめて、
「俺も、好きだった。自分から言えなくてカッコ悪いけど、俺で良ければ…付き合ってください」
と言ってくれました。
私は嬉しすぎて涙を零し、彼に抱きついて、
「もちろん!よろしくお願いします!」
と笑顔で答えました。
これは後から聞いた話ですが、私達をくっつけてくれた女友達は、お店に入ったふりをして一部始終を見守ってくれていたそうです。
彼とは大学を卒業した後結婚して、今は2人の子供と一緒に幸せに暮らしています♪
written by
ちょめ
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