私には仲が良い男子友達がいました。
その子は照れ屋で少しツンデレです。
冬の帰り道、私とその男の子二人きりで話をしながら帰りました。
その日私は塾、そして彼も別の塾だったので途中で別れることになりました。
するといきなり、
「さむくないの?」
と彼が聞いてきました。
彼はネックウォーマーに手袋、コートととても暖かい格好をしていました。
それに対し、私はネックウォーマーのみ。
「さむいに決まってるじゃん」
と答えました。
すると、彼はポケットからカイロを取り出しました。
「寒そうだから、あげるだけだからね?」
と一言。
そのカイロはとっても温かかったです。
私はその時、彼の優しさに少し気づいた気がしました。
written by 戀
Sponsored Link
妄想書き