結んで

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私は高校2年生。高校生にしては長い付き合いをしてる彼氏がいる。みんなに言われるほどラブラブなカップルだ。わたしは彼のことがほんとに大好きで、彼もわたしを愛してくれている。彼はわたしの靴紐が解けると、砂利のところでも脚の悪いわたしのために靴紐を結んでくれるんだ。結んでもらった靴紐はわたしが自分で結ぶときよりちょっときつくて、結び直そうかと思ったけど、彼に結んでもらったものは解けなくてずっとそのままにしてたの。わたしが泣いてる時は一緒に泣いてくれて、でも頼りになる人なんだ。でもそんな彼には問題があったんだ。彼のお母さんはかなり厳しくて、彼はそれに逆らえないんだ。それのせいでわたしは何回も涙を流した。とうとう彼の親から電話がかかってきたんだ。一度も会ったことがなかったけど、わたしはかなり責められた気がして怖くて怖くてしょうがなかったんだ。でも1番悲しかったのは彼がわたしを守ってくれなかったこと。彼はわたしが親に責められているのをずっと横で聞いてたんだって。彼がわたしに向けてくれた感情に嘘はなかった。でもわたしは靴紐を自分の好きな緩さに結び直したんだ。

written by クロリ

エピソード投稿者

クロリ

秘密 投稿エピ 1