片想いは終わったキセキ

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私がまだ18歳で社会人になりたての頃、新しい職場で出会った男の子との話です。
彼は童顔で可愛らしく、しかも女子力高めのまさに私のタイプでした。私との年齢差は2歳差の年上の彼。私は彼に一目惚れしてしまいました。いつも休憩時間に同僚の人達とワイワイしていましたが、ある日職場で彼が私の席の隣の席に来て私の好きなアニメをパソコンで見始めました。
「それ、私も好きなんです…!!」私は彼に思い切って話しかけると「これ、好きなんだ!そういえば、このアニメのぬいぐるみ前持って来てたよね?」私はびっくりしました。彼が私の持ち物をそんなに細かく見てたとは思わなくて。
それから彼とはアニメ好きという共通点で休憩時間にアニメについて語り合うことが多くなりました。
それだけじゃなく、バレンタインの日は皆に1つずつチョコを渡していたのに私には何故か2つもらったり、いつも束ねている髪の毛を下ろすと「その方が可愛いよ!」と言ってくれたり…これは脈アリ?と思っていたとき、彼から街中へ出かけようといきなり誘われて連絡先も交換。ドキドキでいっぱいになり夜は眠れないくらいでした。お出かけ当日、やっぱりアニメ好きの私たちはアニメショップ巡りに行きましたが、私が途中ヒールでつまづいてしまいました。すると彼が「大丈夫?俺の腕につかまりな?」と言って私の手を取ってくれました。私の息と心臓は止まりそうでした。
私を気遣ってくれた彼はカラオケで休もうとカラオケに連れて行ってくれました。でもカラオケに来た理由はそれだけじゃありませんでした。私は彼に
「好きなんだ!付き合って欲しい!」と突然の告白をされました。私は嬉しくて泣いてしまいました。
「私も…好き…です…!!」
泣いてる私を彼は優しく頭を撫でてくれました。私たちはその日嬉しくてたまりませんでした。

あれから私は20歳になりました。彼は少し遠くに引っ越してしまい、私も転職してしまいましたが今でも仲良くしています。

written by 裏猫

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裏猫

秘密 投稿エピ 3