私たちを繋いだ文化祭

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高校生活初の行事は文化祭でした。私は張り切っていた男子3人と一緒に毎日残って準備していたある日、筆を貸していたら返してもらうのを忘れてそのまま帰ってしまいました。帰宅途中、見た事ない名前の人から「筆返し忘れたから月曜日返す」とLINEが来ました。顔を見ずに渡したので誰なのか分かりませんでしたが、クラスLINEに名前があったのでクラスメイトと分かり、丁寧だな〜と思いながらスタンプを送信しました。そこでLINEは終了したと思っていたら相手から「今電車?」と送られてきました。うちの学校は電車通学が10人もいないので、なんで知ってるんだろうと思いつつ「そうだよ!」と答えると「ちょっと話に付き合ってくれない?」と言われ、私が家に着くまでずっと話してくれました。結局その日は誰か分からなかったのですが、相手は私の事沢山知っていて、申し訳なくて名前を聞けませんでした。月曜日、筆を返しにきた人はいつも残っていた3人のうちの1人でした。しかし、3人の中では一番話さない人でした。あんなに話せるんだと思っていると、その日の放課後からよく話しかけられるようになりました。しかもその半分くらいは私を褒めるような事を言ってくれるんです。夜も毎日LINEするくらい話すようになったある日、いつも褒められてばかりだと思い、その日は私が相手を褒め続けていました。最初の方は「俺はいいよ」と言っていましたが、私は絶対全部言うと決めていたので、気にせず言い続けていると「そんなに言われたら好きになっちゃうで」と言われました。今まで友達として話していたのですが、それを言われた日から相手を意識するようになりました。そしてその1週間後付き合い、最近半年記念日を迎えました!
ちなみに初めてLINEした時なんで私の事をあんなに知っていたのかを聞くと、入学式の時一目惚れして、自己紹介がある度に内容をメモしたそうです。でも話す勇気も機会もなくて、LINEを追加する為に筆を借りてわざと返さなかったと照れながら教えてくれました。未だに初めて話した時に誰か分かっていなかったのはバレていないので今後も秘密の予定です!

written by スマホ

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スマホ

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