先生との恋

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私はトリマーさんになりたい夢を叶えたくて動物の専門学校に通っていました。
専門学校も色々あるので迷っていると1匹の学校のわんちゃんに一目惚れしてしまったうえ授業料免除があったのでその学校に入学することに決めました。

しばらく経ってそのわんちゃんと少しでも長くいたいのでオープンキャンパスに毎回参加していました。
そこで優しくてくれた先生に一目惚れしてしまい。
叶わぬ恋が始まってしまいました。

その先生と話しているうちに地元が一緒だった事。
中学が同じだった事。 その中学の部活が同じ陸上部だった事。
なんだか運命かな。と勘違いしていた矢先

最寄りの駅も近くだったのでたまに見かけたりしていて。

ある日、イベントに行くために電車を使っていると、たまたま見かけて乗り換える時に話しかけようとドキドキして決意を決めたのですが、タイミング悪く同じ学校の女の先生が来て一緒に座ったんです。

その光景を見て。私と友達は『付き合ってるんじゃないか』『一緒に住んでるんじゃないか』といっぱい考えてしまい。もう涙が止まらなくなりました。

そこから私は。『あ、ほんとに大好きなんだな』と確信に変わり。卒業式までは思い続けようと決めました。

そこから先生を見つけては「先生ー!」と手を振ったり話しかけるよう心がけてちょっとでも気にかけてくれたらいいなと思うようになりました。

すると、文化祭の時、なんと先生から手を振ってくれたんです!
もうそれだけで私はテンション爆上がりでした。

そこから見かけては手を振ってくれたりしてくれてもうキュンキュンでした。

そしてある日私が居残り再テストをしていると、その試験監督がその先生だったんです。
その再テストの採点をしてもらってる時にお話をして。
私「明日オープンキャンパス先生おるん?」
先生「オープンキャンパスはでやんけど学校こなあかんねん」
と言うので、調子に乗って。
一緒に行こうよ!この時間の電車ね!って1人で舞い上がってしまったんです。

まさか来るはずない。そう思っていたのですが。
車両も教えていなかったのにピッタリ真ん前に!
もう、心臓バクバクで電車で話したことは全く覚えてないのですが。

また、私は調子にのってしまい。
一緒に帰ろう。と言ってしまいました。

まさか帰ってくれるはずない。そう思っていたのですが。
「オープンキャンパス終わったら前のコンビニで待っといて」と言われて。
え?やばすぎないか?と思って舞い上がっていました。

そして一緒に帰っている間に色々話して、先生の最寄りに着いちゃう時に。
またしても私は調子にのってしまい。
「車で送ってよ」と言ってしまいました。

あ、やばいこと言ってしまった。と私でも思ったのですが。

「○○がこの駅降りたらね」

と先生に言われたんです。
あ、先生はずるいな。と思ってめちゃくちゃ悩んだ結果、勝手に足が動いて降りてしまったんです。

多分先生もまさか降りるとは思ってなかったのかびっくりしていました。

やってしまった。次電車来たら乗ろうと思ったのですが。

「送るよ」と言ってくれて車に乗せてもらいました。
乗った瞬間言われたのが
「そんな簡単に車に乗ったらあかんで」
やったんです。よく良く考えれば危ないなと思って。この先生は優しいんだなと改めて感じました。

そして話しているうちに恋愛話になったんです。
イベントの時に女の先生と居たので付き合ってるのかと気になっていたので聞いちゃったんです。
そしたら「付き合ってるわけないやろ笑」と言われて内心ホッとしました。
そしたら先生が「○○は彼氏いるの?」と聞いてきて
「いるわけないじゃん!」と即答しました。
そしたら先生が「じゃあ好きな人は?」と聞いてきたので絶対分かってて聞いてるなと思い。いないというか先生だと言うか迷っていたのですが。口が勝手に「先生だよ。」と言ってしまい。
また、やってしまった。と思っていて。
先生は驚いて「まじで?」
私は焦りながら「まじで。」
もう車内はパニック状態でした。
すると、先生が「ちょっと車停めるわ。」
と言って停めれるところを探していたんです。
その間沈黙が続き。
あ。振られるんだ。終わった。
そうずっと思っていたのですが。

車を停めてから先生が伝えてくれたことは
「気持ちは嬉しい。」
あ、終わった。でした。
でもその後に続いた言葉が
「俺も正直付き合いたい。」
で。え?っとなり
もう振り回されすぎてパニックでした。
先生も「天使と悪魔が戦ってる」
と言っていたのでパニックだったんだと思います。

しばらく経って落ち着いたのか先生が
「デートも出来ひんし我慢させることのほうが多いかもしれへんけど俺でよければ付き合ってください」と言ってくれて、ほんとに夢かと思うくらい幸せでした。


その3年後のクリスマスイブにプロポーズしてもらい。
「ずっと一緒にいよう」
と言ってもらいとても幸せです。

あの専門学校に入っていなければ。あのわんちゃんに一目惚れしなければ。最寄りが近くなかったら。あの時電車を降りなかったら。
そう考えると運命だったのかなと思います。

written by ひよこ

エピソード投稿者

ひよこ

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