私が彼を好きだと気づいたのは中学2年生の冬でした。
中学1年生の9月。学年の先生全員に、無理矢理立候補届けを書かされ生徒会選挙に立候補し、当選しました。同じく1年生で当選したのは彼だけでした。
1年生2人と2年生5人の生徒会はいつも賑やかでした。
校旗の掲揚や生徒会新聞の発行など色々なことを彼と一緒に先輩に教わりました。生徒会の集まりがあるときはいつも彼と一緒でした。
このときは、彼と友達になれて、良かった!としか思っていませんでした。
だから、友達に「彼氏欲しい?」と聞かれても、「いらないよ〜w」と答えていました。
月日は流れ、2年生になり、今度は会長の彼と副会長の私が後輩に教える番になりました。彼と行動することはもっと多くなりました。
ある日、生徒会朝礼の打ち合わせのために彼を隣のクラスに呼びに行きました。
しかし、彼は私の友達と笑顔で喋っていたのです。
胸が痛くなり、「ちょっと来て」この6文字が言えませんでした。そして、彼が好きなんだなと自分の気持ちに気がつきました。
数日前、生徒会メンバーで好きな人の話になりました。
彼は好きな人はいないよと言っていました。
胸ににずっと引っかかってたものが取れた気がしました。そして一緒にパソコンを使ったり、生徒会室のカーテンを締めたりなど、彼との距離が近くなるたびにドキドキしている自分がいました。
数日後、彼と電話番号を交換しました。彼に振り向いてもらいたかったからです。
彼との電話はとても楽しかったです。そしてとてもドキドキしていました。
生徒会の話からお互いの好きな韓国のアイドルの話までたくさんしました。電話中の私の顔はずっと笑顔でした。
あなたに雪の降る明日、生徒会室で好きって言ってもいいですか?
今なら素直になれる気がします。
written by Hermione
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