私の好きな先生

コンテンツ名とURLをコピーする

私が小学6年生の頃の話です。
私は、家の都合で転校することになってしまったのですが、行った先の学校の担任の先生がとてもかっこよくて一目惚れしてしまいました。
その先生は、顔もかっこよくて、運動もできて、勉強もできて、盛り上げ上手で、頭がめちゃくちゃ良くて、まだまだいい所はあって書ききれないほどです。でも、転校したばかりで友達もいなくて、親に言えるはずもないし、先生に話しかける勇気も無い私はこの気持ちを誰にも言わず中学校へあがる時になってしまいました。
この時のチャンスを逃したらもう、完全に先生と話す機会は無いと思い先生に話しかけようと思いました。でも、無理でした、自分が嫌になりました、でも嫌われたり迷惑になったりめんどくさいって顔をされたり引かれるのが怖かったんです。でも、最後に私と話した先生はにっこり笑って「中学校でも頑張ってね」と言ってくれました。
そんなの誰にでも言ってるかもしれないのに、私はその言葉で胸がいっぱいになって、色んな感情が溢れてきて、ろくな笑顔も作れずに涙をこらえながら「ありがとうございます。」と言いました。
家に帰った時、もうあの笑顔が見られないのか、あの声が聞けないのか、会えないのかってそんなことを考えたらこらえていた涙が溢れてきて誰もいない家の中で1人ベッドで泣きました。あれから三年経っても、私はまだ先生のことが好きで忘れられません。

written by しつふま

エピソード投稿者

しつふま

女性 投稿エピ 1