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中学生まで町に1個の小さな学校に通っていたため同級生は幼稚園から一緒の子たちばかり。そのためか好きな人が出来たことがありませんでした。
そんな私にも高校生になり気になる人が出来ました。しかし、廊下ですれ違う度かっこいいなと思うだけで、恋なんてした事が無かった私は名前を聞いたり、自分から行動したりするなんて考えられませんでした。
私の学校ではテストが終わる毎にランキング表が張り出されます。友達とランキング表を見ていると、私の従兄弟とそっくりな名前の人を見つけました。その人の顔はわかりませんでしたが、何故かその日から私は彼の存在が気になるようになりました。
ある日スマホを開くと同じ高校の人が私のInstagramをフォローしてくれていました。私も気になったのでフォローをし、投稿にいいねしました。すると「初めまして。いいねありがとうございます。」というメッセージが届きました。送り主は私の従兄弟に名前が似ているあの彼でした。名前は知っていましたが、顔が分からなかったので最初は少し警戒しながらやり取りをしていましたが、気さくで明るい彼にまだ顔が分からないのにだんだん惹かれていきました。ある日廊下で話しかけてくれた男の子がいました。その男の子は何と私が気になっている彼でした。それに加え驚くことに、彼はずっとやり取りをしていた従兄弟に名前の似たあの彼だったのです!ほんとにびっくりしました。
そこから毎日メッセージのやり取りが続きました。彼とやり取りしている時間はほんとに幸せでした。毎日やり取りしていく中で、彼に好きな人がいることが分かりました。彼の事をかっこいいと言う友達が沢山いるほどモテる彼だったので、彼が私に振り向いてくれるはずが無いことくらいわかっていましたが、ショックで頭が真っ白になりました。それからも、彼は、毎日毎日メッセージを送ってきてくれましたが、私は「好きな人がいるなら毎日送ってきくれなくてもいいのに、、、」と思っていました。
ある日いつものようにメッセージのやり取りしていると、彼から「○○は好きな人いないの?」と聞かれました。私は素直に「いるよ」と答えました。次に彼は「えっ誰?!」と送ってきました。なので私は「△△の好きな人教えてくれたら教えるよ」と言いました。「分かった。俺の好きな人は」あー、これで彼の好きな人が分かってしまう、、、私の恋は終わってしまう、、、そう思っていた瞬間送られてきたメッセージには私の名前かありました!!!何と両思いだったのです。彼は私の事をかなり前から知ってくれていて、その理由は一目惚れだった時事も伝えてくれました。私もかれに気になっていることを伝えなくては!と思いましたが、彼は言った直後恥ずかしくなったのか一方的におやすみと送られて来てしまったため、私が彼を気になっている事を伝えられませんでした。
その後もやり取りは続いていましたが、3年生になりお互い受験などで忙しくなり自然とメッセージのやり取りの数も減っていき、次第に話さなくなっていきました。残念ながら彼とお付き合いする事は出来ませんでしたが、今でも私の素敵な初恋の思い出になっています

written by なっちゃん

エピソード投稿者

なっちゃん

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